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理学療法士必見!デスクワーカーの知られざる現状

理学療法士として勤務していると、デスクワーカーさんの肩こり腰痛のリハビリ指示をもらうことがあります。

今でこそ、デスクワーカーの肩こり腰痛撲滅を目指して事業を起こそう!!と思っている私ですが、正直、以前はこの症状を軽く捉えていました。(先に謝ります。すみません💦)

正確にいうと「まあ、リハやればよくできるからな」と安易に分かった気になっていました。
大体こる場所も決まってる、筋肉をほぐす場所も大体同じ。
運動指導すると大抵良くなる。
まあそんなにリハビリ難渋することはないな、と。

なんて甘々な考え。。
今思うとデスクワーカーへの理解がものすごく低かった、と恥ずかしくなります。

この時の私は、「デスクワーカーの生活」というものに全く理解が及んでいませんでした。

起業にあたって複数のデスクワーカーにヒアリングして知ったのは、彼らは本当に時間に追われて仕事をしているとのいうことです

彼らがどのくらいの時間デスクワークしているか知ってますか?
1日8−10時間です。
毎日です。

ちなみにスマホの時間はここに含みません。

では、その時間をどのように過ごしているのでしょうか?

デスクワーカーのは多くは、マルチタスクを同時にこなしています。
本業以外にメール、事務処理、Slack、LINE、スケジュール調整
さまざまなアプリケーションを開いて、同時進行で仕事を進めていかなくてはいけません。

コミュニケーションも文字が中心です。
ただでさえ、多くの内容を処理しないと行けないなか、急に別の案件が入ってくる。
それを返すのも文字ベース。相手がどう思ってるのか、リアル以上に気を遣ったり、モヤモヤと気を揉む。

やることがたくさんあって集中したいのに、集中する環境にできない現状ができてしまい、さらにデスクワーカーを追い詰めていることがわかりました。

「時間を作って運動しようよ」などと言っても、続かないのは、本当に、マジで運動できる状況じゃないからだったのです。

さらにパソコン画面上での仕事は、脳への中毒性を持ちます。
新しい物好きの脳は、クリックや新しい情報が表示されるたびにドーパミンを放出します。
少量の興奮剤を頻回に注入されている状態に近いです。
結果、パソコンの前から動くことにかなりの意思力を使わなければなりません。

そこに「仕事が忙しい」という状況が重なれば、いくら運動が良いと分かっていても切り上げて運動するというのはかなりハードルが高い課題なのです。

当然ですが多くの理学療法士がデスクワーカーではないです。
運動が体に良いことは分かってる。
だから相手の状況をわからずに言います。
「時間を作って運動しましょう」と。

はっきりとした痛みがあって、病院という職員が守られた環境であればまあ聞いてくれるでしょう。(やるやらないは別として・・・)

しかし、企業という現場で予防的にそれを理学療法士が伝えたところで、基本相手にされません。
なんなら仕事の状況わからずに専門家がまた言ってるよ、くらいの敵意を持たれる可能性さえあると思っています。

現場の理学療法士に最初に求められるのは、とにかく相手の状況を聞くことです。

何で困っているのか?
今どんな仕事で悩んでいるのか?
その中でどんな症状が出ていて、どんな対策なら打てそうか?
これを一緒に考えて運動を取り入れて効果を検証するんです。

私がシェアオフィスでコンディショニングの実験をした時に多く頂いた声は「自分に合う運動を教えてもらえたのが嬉しかった」という声でした。
身体に合う運動を指導するというのはもちろんですが、自分の価値観・精神状態・仕事の状況・タイミングを聞き取り、それに寄りそう指導内容だったことに高い満足感を感じてもらえました。

臨床でやっていることと変わらないですが、大きく違うのは相手の土俵であり、相手のルールが優先ということです。

より深い聞き込みが必要になるし、「この人はダメだ」と目の前で諦められることもある。
だからこそ理学療法士の技量と度量が問われるのだと感じています。

整形外科理学療法士歴16年。
デスクワーカーの現状や治療が少しずつクリアになってきました。

事業展開にあたって技術と同じくらい、デスクワーカーの現状理解を理学療法士に広めていくことは重要だと感じています。
なぜ運動が良いとわかっていても、できないのか。
そして出来るためにはどんな手立てが必要なのか。

まずは私自身がきちんと伝えられる必要がありますが、文章にするとまだまだなので、引き続き投稿していきます❗️
 
今日記事に興味を持って連絡くれた先生とズームでミーティングしました。楽しかった😆
出逢いに感謝です。
上堀先生、ありがとうございました。

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