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幼馴染に告白大作戦 with お姉ちゃん#2

あれから数日が経った。

あの日以来さくらから連絡はない。

〇〇は今日も涼しい自室で受験勉強に励んでいる。

ピコンッ。

さくらからLINEだ。

「作戦会議いつがいい?」
「LINEだとあれだからさ、直接話そうよ!」

〇〇はこう返す。

「学校の時間じゃなかったらいつでもいいよ〜」
「場所は、さくちゃんの都合の良いとこでおっけー」

ピコンッ。

さくら「じゃあ、今週の土曜日にしよ!」
   「〇〇の部屋で!」

〇〇 「え?俺の部屋!?」

さくら「都合悪い...?」

〇〇 「いや、そんなことないけど」

さくら「じゃあ、いいじゃん!もしかしてなんか見られたくないものでもあるのー?」

〇〇 「そーいうわけでもないよ」

さくら「んー?あ...わかった私に襲われるとでも思った...?」

〇〇「そんなんじゃないって!」

さくら「ムキになっちゃってっ。かわい」

〇〇「年下をからかわないでください」

さくら「ごめんごめん。〇〇の初めてはてれじゃなきゃだよねっ!」

〇〇「それ以上言ったら部屋入れないよ?」

さくら「ごめん、調子乗っちゃったかも🙏」

〇〇「いいよいいよ。じゃあ土曜日ね!」

さくら「うん、お願い!」


ほんと、調子の良い姉だ。

こーいうとこ、瑛紗とは真反対。


...さくちゃん部屋来るのかよ。

別に期待はしてないけど、

なんてったって好きな人の姉。

〇〇は自分の心臓の鼓動が早くなるのを感じた。

来週の土曜.....掃除しとかないと。



土曜日の朝。

前日の勉強に疲れて、予定より少し遅く起きてしまった〇〇はボサボサの髪を直しながらスマホの画面を見た。

「もうすぐ着くっ!」



ピーンポーン。

1階のインターホンが鳴った。

え、マジかよもう着いたの...

〇〇はゆっくりと階段を降り、

玄関のドアを開けた。

ガチャッ。

さくら: やっほ♡

ガーリーな服装を着こなすその姿はまるでモデル。

大人な雰囲気にドキッとしてしまう。

〇〇: やっほー。早いよさくちゃん!」

〇〇: まだ起きたばっかり...!

さくら: ごめんね〜。気合い入っちゃってさぁ。

さくら: 早く来ちゃった♡

〇〇: 早く来ちゃった、じゃないよ...

〇〇: 家近いんだからさぁ、調整してよ〜

さくら: まぁまぁ、細かいことは気にしないのっ!

〇〇: もぉ...

さくら: あれ、今日〇〇のお母さんは?

〇〇: 仕事だよ〜

さくら: そっかぁ。

さくら: 久しぶりに挨拶しようと思ったんだけどなぁ。。

〇〇: また今度お願いしまーす。

さくら: 〇〇の部屋2階だっけ?

〇〇: そうだよ〜

さくら: お邪魔しまーす...♡

トントン...トントン....

2人はゆっくりと階段を上がっていく。

先に上がっていくさくらの後ろ姿、

生足を見て少し変な気分になってしまう。


さくら: 1回だけ部屋入ったことあるよね...?私。

さくら:  小さい頃。確かてれと一緒だったかなぁ...?

〇〇: うん、1回あると思う...!瑛紗も居た。

さくら: だよねっ!ふぅ...なんか緊張する〜♡


さくら: ここ...?

〇〇: うん、そこだよ〜。

ガチャッ。

さくら: うわぁ、綺麗にしてるじゃーん。

〇〇: さくちゃんが来るから、片付けた。

さくらは〇〇を見てニコッと微笑む。

さくら: んん〜!

さくらは両手を上げて背伸びする。

そして、〇〇のベッドに腰掛けた。

さくら: 始めちゃおっか...♡

含みを持たせた言い方に

〇〇の鼓動が、また早くなった。


#3へ続く。

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