新法人miraiGOALsが目指す未来は「多様性の森」
先週、8月20日、新しい法人、合同会社miraiGOALsを設立しました。
もしも、このブログを読んで下さっているあなたが「個性的な小さな存在」だとしたら、その人たちがもっと活躍できる「ステージ」をつくっていきたいな、と思って産声を上げたmiraiGOALsですので、是非、最後までこのブログを読んで下さったら嬉しいです。
先日の東京パラリンピックの開会式はみなさん、ご覧になりましたか?
私は、同日の夜中にアーカイブで観たのですが、ベッドの中で一人、感動し、その日はなかなか寝付けませんでした。
パラリンピック自体は素晴らしいと思う・・・、けれど、なんというか、あのような大舞台で活躍できる人は「優秀」で、
そうでない人はダメなのか?という気持ちになってなんとも悲しい気持ちになってしまっていた、というのが、これまでの正直な気持ちでした。
でも、今回のパラリンピックの開会式はそれとはだいぶ違う印象を受けたんですよね。
【多様性と調和】
そのメッセージの元、アスリートはもとより、一般公募で選ばれたキャストたち、身体障がい、発達障がい、LGBT・・・いろんな人たちが混ぜこぜになりながら、一つのメッセージを織りなす。
・・・純粋にこんな世の中になったらいいなと思い、その日は眠りについたのです。
私が代表を務める日本ママ起業家大学でも2019年の3月頃から、「SDGs」を意識し、発信するようになりました。
当時は、SDGsというと”意識高い系の人たちのものでしょ?”という認識が大きかった気がします。
・・・が、今では、どうでしょう?
学校の授業でも扱われ、大きな企業は生き残るための策として積極的に取り組むようになり、さらには、このコロナ禍で一気に一般の方にも認知が広がったのではないでしょうか。
「なぜ、起業家を育てるママ大がSDGsを?」と度々聞かれる事があります。
それは「SDGs」の本質が【多様性】であり、全ての人に関わっているからだと考えているからです。
エコとはエコロジー。つまり、「生態学」です。
生態学で最重要なのは「多様性」。
どんなに強い生き物でも、多様性の中にしか生きられません。ライオンやチーターだけのサバンナやゴリラだけの森は成り立たないんです。小さな草食動物がいないと誰も生き残れない。
・・・面白いと思いませんか?
強い者も、実は弱いものなしでは生きられない「弱い者」なんです。
大きな組織では、「人の個性」をうち出すのは難しい。グローバル企業では、「より地域に根ざすこと」は難しい訳です。
ですがSDGsは「個性」を重視します。「地域の文化」を尊重します。
あなたがより個性的な存在なら、より地域に根ざすなら、大きな組織やグローバル企業は、きっとあなたを必要とします。
SDGsの本質を小さきものが理解すべきポイントです。そしてそれが、SDGsがあらゆる人に関係がある理由です。
大きな方が偉い、強い、ではなく、みんな違ってみんないい。多様性の中でしかみんなが生きる社会はできないということ。
大企業も中小零細、個人事業主も、大都市も小さな村も、海も山も街も田畑もすべてバランスよく互いに補足しあって生きる世の中。
グローバル企業も小さなお店や素敵な何かを作る人も、みんなそれぞれを必要とし、大きな組織の一員も大都市ばかりに居る必要もなくなり、
小さな町や村ではコミュニティの一員としての役割を果たして、互いに認めあい生きている・・・。
だからこそ、miraiGOALsは、そんな”小さく個性が際立つ”個人起業家や商店の店主などが、より際立つ形で持続可能な形で活躍できる応援をしていきます。
もっと簡単に言うと、
「個人起業家のためのタレント事務所」のような存在です。よりプレイヤーとして輝けるよう、人材バンクやマネージメント、そして書籍、映像、音声の制作などを支援していきます。
とはいえ、miraiGOALs自体がまだまだ小さな存在です。個性的な起業家だけではなく、一緒にこの事業を盛り上げてくれるつまりは、「多様性の森」を一緒に育ててくれるメンバーも募集していきたいと思っています。
SDGsの理想が描く「GOAL」とは、そんな形ではないでしょうか。
小さな存在が、そのままの形で、より個性が際立つ存在でありますように。