ゼロリスクはないのは承知、でも…。
ゼロリスクを求める日本人?
新型コロナと大学の授業の在り方について、今週も少し書きます。欧米に比べて、感染のペースは緩やかで、かつ、重篤者や死者も少ないと言われています。そんな中で規制緩和を求める声が多く上がっています。
「ゼロリスクはないのだ」という声がその代表かもしれません。
後遺症はどうなのか?
死亡リスクは高齢者に高いのだから、若者の多く集まる大学はもっと対面授業を行うべきだ。
「学生の満足度が大事だ」と文科省も言っているようです。
それでも、私は後遺症が気になります。
将来がある若者たちに対して「未知の病気」であり、WHOも後遺症について言及しています。文科省の対応に、個人的に疑義を持っています。
キャリアデザイン上、「健康」は大事です。人生100年時代、キャリアオーナーシップを持つのであれば「健康」には留意しすぎるくらい留意してもいいのではないかと、私は考えます。
また、ハイブリッドの授業がそれほどたやすいものではないこと、ハイブリッドにしたほうが「学生の満足度」も下がるかもしれない、と思います。