加賀野ようこ@戦国三好家と幕府と科学する

三淵藤英/細川藤孝/三好家では三好実休/三好家推し/織部/戦国/室町幕府/利休七哲/歴…

加賀野ようこ@戦国三好家と幕府と科学する

三淵藤英/細川藤孝/三好家では三好実休/三好家推し/織部/戦国/室町幕府/利休七哲/歴史/サッカー使/蘭語/日本史苦手理系人。菌類から微生物まで/専門は原子物理学/絵無断利用禁止/如何なる目的であれAI学習使用禁止です❌

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最近の記事

コミックマーケット105に参加します。

有給が取りやすいとはいえ、人と重なると取れない会社におり、手術の予定は大体三ヶ月前くらいから決めて、ようやく無事に第二段階終了ということに。 と、同人誌即売会の大手、コミックマーケット、通称コミケ。先日の関西コミティアでほとんどの同人誌が完売してしまい、冬にあるコミックマーケットの申し込みを思い出して「まあ、二年連続は受からないはず」と余裕をぶっこいていたのに、先日の発表で受かってしまった。スペースをいただいてしまいました。 しかも…なんか端っこあたり。なんでや! 202

    • STORY OF 教興寺の戦い 8.5

      三好家を世の中に広めるために頑張って書いた漫画その117 そうだ、説明していなかったのですが、基本小数点をつけたり、いわゆるマイナスとかそういう表記は割とギャク寄りにしています。 ブラックジョークもたまに含むかもしれませんけど、基本はそういうブラックな感じで笑いを取ることはあまり好きではないだけなんですけどね。 高屋城を奪い返したのち、阿波三好重臣であった一族:三好康長が入ることになります。三好康長について知りたいって方は、無料配布の冊子を適当にご覧ください(説明ぇ…)

      • STORY OF 教興寺の戦い #8

        三好家を世の中に広めるために頑張って書いた漫画その116 今回からこちらにUPすることにしましたが、いやあ…途中じゃねえか! ってツッコミ入りますよね、確実に。ハイ。私もそう思った次第です。 後々、アップしようかなって思いましたが、そのうち冊子にまとめるので。 教興寺の戦いでは、三好が何を得たのか?というよりは、領地の拡大途中に、いくつか重なった出来事があったわけです。 河内守護の畠山高政とその家臣安見宗房が長慶に敗れた(1560年) 長慶の末弟・十河一存が病死(156

        • STORY OF 江口の戦いについて③

          五話目 当初、調べた時には三好実休も参加していたと仮定して、描いていたのですが、ちょうど調べながらだったため、「之虎(実休)の参戦は考えにくい」という文献を読み、途中で修正するのをどうやってするか悩みどころでした。 (この時、実際に真ん中に実休を描いてしまっているため、ペン入れした後に、線だけ消すかどうか悩んだんだ)…漫画のトライアンドエラーです。 なので、「之虎が実は裏で、表立って動けない」なぜなら氏之(※細川持隆)の手前である上(氏之が、細川晴元と従弟である)、表立って

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        • 戦国三好漫画の倉庫
          6本

        記事

          戦国三好漫画移行について

          Xのポリシーが2024/11/15に変更になるため、既存の三好漫画をnoteに移植予定です。 昨今、生成AIに学習させ、それを自作発言をするにしても、企業側がポリシー上にオプトアウト権を剥奪するような条項の追加は承服できないと思いまして、インスタ、ブルスカなどなどありますが。 ただ、私のような同人作家の漫画を「コンテンツ料まで支払って見たくない(PixivのファンBOXとか支援とかnoteの購読者みたいな、お金かかるやつ)はずだよ!」という点とだからといってお金を取ったら

          戦国三好家に興味を持って!

          2024年10月20日、約半年以上ぶりに関西コミティア71に参加させていただきました。 前回はダブルブッキングをしてしまって、欠席しておりまして。 その間に、Xの方でも書きましたが、まあまあ大きい仕事を色々とやっておりました。 久しぶりの参加のため、本当に多くの皆様、また戦国三好氏といいピンポイントな創作活動をしているとの事で、皆様に支えられたというのは本当に大きい事です。 戦国三好氏って三好三人衆の… 私の中では、全然日本史が大まかにしか触っていない為、掘り下げた箇所が

          三好長逸雑観 1

          近年、三好長慶への再評価が高まったことで、三好長慶を取り巻く人物らの再訂、再評価などがある。 また、歴史を題材にした小説やゲームなどでもその人物像の反映がなされている。 筆者が描いている稚拙な三好氏を題材にした漫画でも、解析が進んでいく評価を取り入れながら漫画にしている。 しかし、そんな再評価が進む中でも、とりわけ再評価、再認識をされず、いまだに「三好三人衆」という三つで一つみたいな書き方をされるのが、三好長逸という武将である。 三好長逸とは三好宗家の重臣で長慶の副将と

          永禄四辛酉三月晦日三好筑前守殿御成之次㐧之事にみる饗応料理をなんとなく科学から見る③

          色々見る御成の饗応料理 同人誌の中に「バイはバイか?」という話を入れた中で、バイについては毒化する現象があることも記載したが、それらをみながら、饗応料理に使用されていた食材の中で、将軍をもてなすための料理の安全性という面である。 度々現代では、食の安全性が問われるが、この時代でも同様である。 食物は、現在法などの規制などを用いて、安全性が保たれているが、それでも食中毒などは発生する事例はよく目にするであろう。将軍に出す料理ももちろん、何かあってはいけないから、対策が様々

          永禄四辛酉三月晦日三好筑前守殿御成之次㐧之事にみる饗応料理をなんとなく科学から見る③

          永禄四辛酉三月晦日三好筑前守殿御成之次㐧之事にみる饗応料理をなんとなく科学から見る②

          前回は、食感という点に注目しましたが、今回は調理されていることがわかりそうなものを抜粋して掘り下げていくことにします。 御成御膳のイベントで、私が一番美味しいと感じた物は「湯漬け」でした。 湯漬けという名称だけ見ると、おかゆのように水分量を増やした物なのか?リゾットのようにスープなどで生米から煮たものか?はたまた炊き込みご飯のように出汁で炊いたものか?など疑問が湧く内容でして、答えは「お茶漬け」というシンプルな答えが目の前に現れたのですが、このシンプルな答えもお茶漬けとは

          永禄四辛酉三月晦日三好筑前守殿御成之次㐧之事にみる饗応料理をなんとなく科学から見る②

          永禄四辛酉三月晦日三好筑前守殿御成之次㐧之事にみる饗応料理をなんとなく科学から見る①

          早いもので、もうすぐ一年経過します。 漫画で三好御成御膳の実食会に参加させていただき、そこで「和食技術の変化」と「菌類の使用」など、まあまあ色々調べていました。食材から調味料、いわゆる政治利用ではなく、純粋に和食としての変化がある時代を体験をして、そのテクスチャー変化などを実際に再現された料理で感じ取ることができるのも醍醐味ではないかと思います。 歴史の食にどのような調理が施されていたから食感が変化 今とは違い限られた中での調理や切り方、工夫が多いのではないかと思いますが

          永禄四辛酉三月晦日三好筑前守殿御成之次㐧之事にみる饗応料理をなんとなく科学から見る①

          三好家というブランディング 完結

          昼間に書いた話の続きを。 三好長慶を売るということは、ゆかりの地の人々、観光協会、関わる人々が試している実績があるかなと思います。 そして、実際の三好長慶という戦国武将をおそらく多くの畿内研究者の諸先生方、戦国三好の研究者の方々などが力を入れている箇所かと思います。 長慶を大河ドラマにと誘致推進のクラファンを応援させて頂きまして、ミッションが達成できなくても、実際にやろうとしていた事、取り組みはわかったので、個人的には「ブランドの魅力」を高めて行くことが必要なのかなと思いな

          三好家というブランディング 完結

          三好家というブランディング

          2023年の年末に参加したC103、2024年1月21日の関西コミティア69とスペースをいただけまして参加させていただきました。本当に多くの皆様と交流、お話、応援、ご支援をいただき、本当に嬉しいかぎりでございます。 実際、現実の会社でもそろそろ年度末がやってくるので、次期に向けてのプランを考えないといけないのですが、現実の方のプランなんて浮かびもしませんけどね!ご評価を会社から頂戴しないと、私は来期どのように行動するかを考えなければならないので、しっかりと考えます…が、戦国三

          松永久秀が信貴山城で爆死した件の考察①

          みなさま、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。昨年は皆様に支えられ、三好まんがをたくさん量産することができました。 松永久秀が爆死したという逸話「戦国時代のボンバーマン」など様々な逸話が残る松永久秀ですが、最近の研究では松永久秀は爆死ではないという方が大きいですよね。 ところで、死因としての爆死ってちゃんとあるんですよ。皆様が考える爆死ってこうボカーンと爆発するイメージじゃないですか。その爆死について、真面目に考えたらどうなるのか?っていうのを

          松永久秀が信貴山城で爆死した件の考察①

          お城EXPOやお城フェスに行って思った事

          年の瀬にも近づいてきて、今年も今まで「自分には縁がないだろう」と思っていた様々なイベントに行かせていただきました。その中で、第二回お城フェス(大阪)、お城EXPOin姫路(兵庫)、お城EXPO2023(横浜)と大きな城郭フェスに行かせていただきました。 様々な自治体、観光協会、博物館、企業などなどがあるのですが、パンフレットの量もすごいので、目を通すのにも実は一苦労。1ブース1ブースを熟読するのに時間がかかる上に、専門的な言葉が普通に使われていて、把握するまでに時間がかかる

          お城EXPOやお城フェスに行って思った事

          C103 冬コミに参加

          ここのところなかなか更新できなかったのは、冬コミに受かってしまい、原稿と徳島に特別展と講演を聴きになんと3回も行っていたからだという話です。 何があってなんとかネタを作るためにだと思ってくださいね。 さて、こちらに行ってきた話はまた別で。

          STORY OF 江口の戦いについて②

          三話目 細川晴元方だったのに、細川氏綱方へ転じる話。 漫画では、最初全員を参集させてみたのですが、その後論文などを読み込み続けると以下のことが見えてきました。あくまで可能性の話です。 ①次弟である三好実休率いる阿波三好は江口の戦いには参戦しなかった。 ②十河一存は元々細川晴元側から(十河が晴元直轄という立場)参戦したが、長慶が氏綱方と結んだのを契機に氏綱方へ。 そうなると、全然変わってきますよね。話。いやあ、本当研究者の先生方には頭が上がりません、むしろ感激して、色々こ