苦手は直さないといけないの?
私は人と自分の感情を分けることが、どうも苦手みたい。
それで困っていることはいくつかあって、まずアクション映画をみることができない。映画の中の人が死んだり苦しんだりすると、まるで自分がそうされたかのようにしばらくひきずってしまう。アクション映画が好きな夫は「これフィクションだから」と普通に言っていて、みんな切り分けて考えられるんだ、と驚いた記憶がある。
さらに困っているのは、相手も自分と同じように思っていると勘違いしやすいこと。この勘違いを振り回したことで周りに迷惑をかけてきたから、どうにか直さなきゃと必死だった。人と話すときは「これを言っても大丈夫かな?」といろんな方向から確認するようにしている(なので連絡に時間がかかる)。
でもそのおかげでできることもあったみたいで。最近大切な友人から手紙をもらう機会があった。彼女はひとつ年下の女性。心から尊敬する彼女が、私をこう表してくれた。
洋子さんの、人の話に暖かく耳を傾ける力、素敵なものを見つけ出すことができる力を、心から尊敬しています。(中略)SNSの投稿を見ているだけでも、柔軟なフォローや配慮が言葉のひとつひとつに滲み出ているなぁと感じていました。
なんかもう、救われたよね。直さなきゃと焦ってもがいて、できることなら隠しておきたい自分の性格に、別の視点を与えてもらった。
これから私がすべきことは「人と自分の感情を分けられない」を日常でどうやって活かしていくか考えること。活躍の場を与えること。
きっとちょっとしたことで迷惑にも暖かさにもなる危ういものなんだと思う。だから揺れるたびに彼女の言葉を思い出してなるべく暖かさで発揮できるように。
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