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文章の型を真似すれば結果がでるわけじゃない

バズる文章の書き方が知りたい!と心の奥底で思っていました。

文章には正解があって、従えばすぐに結果がでるはず、と。

だけどそんなのないんですよね。

もちろん文章の型はあります。
身近なところで言えば起承転結もそうですし、感動を呼ぶストーリーのつくり方はたくさんの人が研究しています。人気の本や映画はその型に沿って作られていると言われています。

届けたい人に届けるために知識として型を勉強することは大切だけど、でも取り入れたからといってすぐに結果が出るわけではありません。

その理由は文章でもっとも大切なのは、人となりだからです。


同じ内容の文章でも、

・思慮深い人が書いたものと
・行動的な人が書いたものでは、

伝わってくる雰囲気が違いますよね。

たとえばですけど、

思慮深い人の文章は冷静な感じ。
自身の考えだけではなく異なる立場からの視点もふまえているので、「そういう考えもあるか」とハッとすることが多かったりします。

一方で行動的な人の文章は軽やかな感じ。
ワクワクした気持ちが伝わるので、「楽しそう」「やってみたい」と思えることが多かったりします。


これはどちらが良い悪いとかじゃないです。

思慮深い人の文章が、読み手の気づきになることもあれば、
行動的な人の文章が、誰かの行動をうむこともあります。
(逆もしかり)

どっちにも魅力があるんです。


じゃあどうしたら人となりが伝わる「自分らしい文章」が書けるかというと、これはもう書き続けるしかないんですよね。

初めて文章を書くときって、どういうふうに書いたらいいか分かんないし、よく見せたい欲もあったりするんで、うまく自分を出せないことが多い。

私がそうだったんです。よく見せたいあまりに薄っぺらくなってしまったり、「これ私が本当に思ってることじゃないよね」みたいな文章になったりして。(今も油断するとすぐ戻りますw)

でも書き続けるとそういった問題が少しずつ剥がれていって、

本当に伝えたいことや、
あなたにしかない人生経験から出る言葉が書けるようになっていく。

そしたらそこに共感してくれる人が、ファンになってくれたり、フォローしてくれたり、応援してくれたりする。

私自身もnoteを書き続けてきて、ありがたいことに「勇気づけられます」「優しい気持ちになれます」とコメントをいただけたことがあるんですが、まさか自分では、人様を勇気づけられるとも優しいとも、これっぽっちも思ってなかったんです。

書いて出してみて感想をもらうことで、初めて分かるんですよね。


えー、すぐに分かる方法ないの?って思う人もいるかもしれませんが、すぐには分からないこそ、時間をかけて創りあげるものだからこそ、あなただけの魅力になると私は思います。

生まれた場所、兄弟構成、どんな経験をしてきたか、どんな興味を持っていて、どんなことに生きがいを感じて、どんなことに憤りを感じるのか。
一人ひとり違いますよね。

自分らしい文章が書けるように私も日々修行中ですし、そんな書き手さんが増えてほしいなと思います。

その発信を必要としている人が必ずいるので。


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ようこ|野に咲くことば
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