逃げたあの時の君の顔 私は 忘れないよ 怖かったよね 例え親友と誓った相手でも 逃げるしかなかったよね 今は分かる でも 私はあの時絶望を感じたんだよ まだ 絶望なんて言葉知らなかったから 処理しきれなかった感情は小さな命へと向いた
あの頃からゆっくりと止まり始め 今は惰性で動いている 前を向いているのか 背けているだけなのか それさえも分からない 孤独感なのか 言葉ではまだ表現できない気持ちになる 目をぎゅっと閉じてみる
何の気なしに会っていたあの頃 もう あの頃には戻れないのかもしれない ふとそんな事を思う 何処へ向かっているのだろう 捻じ曲げられた秩序は 今も変わらずで 何が正しい？何が間違い？まだ分からない キミの出現で 崩れ落ちた常識は 私の心も支配する
握手から始まった出会い 興味はいつしか好意へ 最後になる気がして抱きしめた背中 ぬくもりはココにあるのに何故か遠く あの日から君はずっとココにいる こんな時思い出すのは君のことばかり 終わりたくなくて すがりついたあの日 返ってこなかった返信 最期の時 思い浮かぶのは あの頃の君なのかな 幾度と思い出すあのシーン きっと君はもう忘れているあの頃
ここに心を寄せている人がいる 必要な人がいる 励みに生きている人がいる 心の支えになっている人がいる 支え合っている人がいる 置いていかないで 忘れないで ここを守りたい そんなことで？ 言う人がいるかもしれない そんな事で生かされてる
好きになって良かった 今でもそう思える 29年間 ずっとそう思わせてくれる 出会えてよかった 熱しやすく冷めにくい自分を 嫌に思うこともある ただ 君のことは好きになって良かった
完全室内飼い 脱走防止柵でガチガチの家 好きか嫌いか分からない人の家で眠る 捨てられる命 全て 人間のワガママ そんな事望んでない 自由に生きたい 外もお家の中も 好きな家に行き 好きな人に懐く 嫌になったら他に行く ただそれだけ 捨てられても 自分で生きていける 人間の助けが必要なら 自分からいく 助けて欲しい人の所にいく 君たちが勝手に決めた家なんかじゃない 自分で選んで行く ずっとそうやって生きてきたじゃない？ なんで 窮屈になっちゃったの？ 私は君たちの
キミ達が何を望んでいるか私は知らない どうしたいのか 誰を求めているのか 人のワガママで振り回されてる そんな風にか見えないのは 気のせい？ 人の自己満足にしか見えないのは 気のせい？ 自由で気まま 行きたい所に行き 生きたいように生きる 窮屈じゃいけない 閉じ込められていたらいけない 自分の好きな人間の所に行き 好きじゃない人には近寄りもしない それが 本来のキミ達だよね？ ペットという位置付けにされちゃったから 窮屈だよね？ 本当は危
さっきまであった温もりはない さっきまで泣いていた声は聞こえない さっきまで感じていた鼓動は感じない 少しずつ閉じていくキミを眺めながら 走馬灯のように蘇る これまでの沢山の猫達との別れ そして キミと出会った瞬間の記憶 鮮やかに より鮮やかに どんな記憶よりも より鮮やかに 今頃になって泣くなんて… 悲しみはゆっくりとやってくる
キミが私を選んでくれた あの日から交差した キミと私の未来 今 キミは次のステージへと進もうとしてる 終わりに向かってる？ 不思議と 何年経っても色褪せない 出会いの瞬間 もう14年も前のこと キミは何故 私を選んだの？ 私を呼ぶ鳴き声 何を伝えようとしてるの？ 教えてよ ただじっと 時間が過ぎるのを待っているかのようなキミ ただじっと 何も出来ずキミを眺めるだけの日々
綱渡りみたいな人生 バランスを崩したら 落ちてしまう でも 下ではたくさんの人が手を差し伸べてる あなたの良いところをみんな知ってるから
可笑しい きっと ずっと 自分達がしてきたことだよ やり返されて 怯えてる 今なんじゃない？ 気付くべき時 今なんじゃない？ 変わるの おろおろしてる 私たち
戻らないあの日 あの頃のあなた 夢でいいから戻りたい あの時に あれから どれ程の人と出会ったのだろう？ 今でも あなたの事は忘れられない あの頃のあなたを 時間が解決してくれる 誰かが言ってた 今でも あの日の痛みはココにある 目を瞑ればあの背中の温もりを覚えてる カプセルに詰められた思い出は きっと消えない
好きになるなんて思わなくて 軽い気持ちで近づいた 気付いたら 好きになってる いつもそう 好きになる事分かってたら もっと ゆっくり近くのに
あの時 最後になる気がして あなたの背中のぬくもり感じました あの時 最後になる気がして あなたの腕掴みました まだ覚えているよ あなたの顔
そこから始まった恋 上手くいくはずがない 誰にも気付かれないように 嘘をついた 失いたくなくて 嘘をついた 純粋なふりをして 傷ついた
