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敵だらけの人生に終止符を打てば!

今日ご紹介するのは2017年8月に発売された、「CITTA式未来を予約する手帳術」著青木千草 刊かんき出版


出版も決まっていないのに、パーティ会場を予約!!

わたしは、著者の青木さんがこの本を執筆されている真っ最中、おなじ講座の門下生、でした。まぁまぁハードな講座で講義はパツパツの盛沢山、宿題は毎回出るわで、ゆったり目にランチ時間はあったものの中々参加者同士で私語?を交わしたり親しくなる間もありませんでした。滋賀県で手帳を開発したヨガをやっている人がいるということは知っていましたが、それが目の前で同じ講座を受講している方とは全く結び付きませんでした。

講座もラストに差し掛かった頃、ランチに向かう道すがら、初めて個人的に言葉を交わしたときに聞いた衝撃の事実。

それは、青木さんがシングルマザーで、派遣社員とスポーツクラブのヨガインストラクターをかけ持ちからのスタートだったこと。ヨガの教えを活かそうと手作りで罫線を引いて手帳を創り、日々を予約してきたこと。

2017年の1月、出版の企画書が通るか通らないかの段階で、リッツカールトンで出版記念パーティを開催すると決めて、会場を予約した、とのこと。

Σ( ̄□ ̄|||) なにこの人!!

衝撃でした。その年もすでに市販されていた青木さん開発のCIITA手帳を使ってはいましたが、いや、全く本質を分かっていなかった~~~と痛感。

敵だらけだった私

当時、私はあこがれの職位をGETしたものの、針の筵と言っていいぐらい、敵だらけ(と感じていた)でした。特に私が一言口を開くと、揚げ足取りとした思えない反論がとび、面前で批判をしまくり、ちゃぶ台をひっくり返そうとする、オジイチャン先生やら、ぶーとふくれる事務方の職長さんとか、まぁ本当にいろんなことがありました。

目の前で起こる出来事は、自分の心の出来事を鏡のように映しているだけ、本当の原因は自分の中にある。古くはジェームス・アレン著「原因と結果の法則」野口嘉則著「鏡の法則」などを読んで知ってはいました。だから相手をかえようとするんじゃない、変えるのは自分とも知ってはいました。

やり返したら、おんなじ土俵に乗ってしまうから負け、と決めていたので、どんな揚げ足を取られても、びっくりするような失礼な態度を取られても、「ご指摘ありがとうございます。」と言って頭を下げる。

心の中は煮えたぎっていましたけど(;^_^A

原因は自分にある、でもどこに?何をかえればいい?やり返さないでいればいずれ収まる??毎日紋々としていました。(←今なら言える、この紋々も時間のムダ使い。どんな時も感情を一定にキープ)

青木さんの本を開くと最初に目に入ったのが、

自分を愛すると無敵になる!

最初、はぁ??でした。自分を愛すると周りから敵がいなくなる??意味わからん...が正直な感想でした。ただ、これ突破口になるかも、という予感はありました。

それまでの私は、自分事の用事、例えば健康診断とか、好きな本を読む、とか資格の勉強をするとかと言った自分個人のスケジュールには価値がなく、「仕事をしている」私、とか「誰かに言われて何かをする」私、に価値があるとそう信じていたので、自分との約束をファーストにしようという価値観はありませんでした。

もっと言えば、スタート時点で同僚は同時にライバルで、すこしでも上席のおぼえをめでたくする、ノルマをたくさんこなすを競う関係。女性であるにも関わらず女性性を発揮することは意味がない。化粧は男性に媚びる女性がするものだからと365日スッピンでパンツルック家でもGパンという状態。まぁまぁ喧嘩上等という心意気をよし、としていたのでした。

そんな状態の私では、他人を傷つけてはいけないのと同じように自分を傷つけてはいけない。自分の時間を尊重できていない人は他人のことも尊重できないを実践できているわけもなく、

表面的には、「ご指摘ありがとうございます。」と言って引きつり笑いでやり過ごしていても、彼らの本当に傷には触れていないので、収まることはないのは当たり前、でした。

自分を愛するとは、自分の時間を大切にすること、自分優先でスケジュールを決めるのを許すこと。頭で知って、少しづつ身体でできるようになり、相変わらず、引きつり笑いでやり過ごしているうちに、薄紙をはがすように周囲が明るくなりました。

メイクをする姿は尊い、友人のつぶやきをきっかけにメイクも習い始め、ファッションにも気を配ることが日常になったころ、気が付くとその人たちは、私の周りからいらしゃらなくなっていました。

未来に叶ったイメージを持ちながら手帳に書く

今、改めてこちらの手帳を読み返すと、当時読み落としていたところがガンガン目に飛び込んできます。出版当時の私のテーマは「自分を愛するとは」でした。

今、私のテーマは未来からやってくる時間をどのように受け取るか?です。本を読む目的を切り替えると、本から飛び込んでくるフレーズも変わります。今回最大に響いたフレーズは、「未来に叶ったイメージを持ちながら手帳に書く」ということと・「何をするかよりも、どんな心でそれをするか」。でした。

2020年は、思いがけない事態が起こり個人も企業も計画変更を余儀なくされたケースが多かったことでしょう。個人でも、企業でも国レベルでもコントロールできない外部環境の変化はこれからも発生するでしょう。

けれど、どんな事態が起こっても、自分の感情とどんな人との一緒に過ごすかは自分で決められるし、誰からも邪魔されない。

一年を締めくくる時期に差し掛かりつつあるこのタイミング、どんな感情をもって一年を振り返るのかを決め、感謝と共に振り返る。更に次年度目標にしていることが叶った未来に自分はいるとしら、その時どんな感情を得ているのか、をイメージし、次年度の予定を手帳に書いていきませんか。



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マネキャリ手帳と決算書を味方につけて「お金に強い女になる」
京都で「知的資産とビジネスモデルの専門家」として、活動しています。現在は内閣府の経営デザインシートの普及に勤めています。