見出し画像

本当にやりたいことを決めると    やることになる。


画像1

こちらの書籍 初版は2017年8月。3年前の書籍です。2020年をあと10日余りで終えようとしている今、配信されるニュースを見る限り、なかなか明るい話題に出会いにくい状況です。

そんな今だからこそなのか、ブレインプログラミング日本事務局創立者でありマルチリンガルの新条正恵さんが、著者ご夫妻のオンラインセミナーを無料で提供されました。zoomを使うので移動コストがかからないとはいえ、お二人との折衝や、告知~参加者管理、字幕作成、zoom管理などなど考えれば考えるほど膨大な作業を「無償」でやり遂げられました。

オンライン、一時間それでも、著者の肉声を同時通訳で、そしてお話されるとほぼ同じタイミングで映し出される字幕によって、参加者は当然ながら書籍以上にリアルな著者に触れることが出来ました。

この状況下だからこそ、RASを使い倒す

RASとは網様体賦活系と呼ばれる、哺乳類の脳幹にある神経の集まりのこと。実は人間は感覚神経全体から脳に向かって一秒ごとに4億ビットもの情報を流し、それを処理しています。(ビットはコンピュータが扱うデーターの最小単位)いやしかし、4億も送り込まれると、どうしょうもない。だからRASが、情報を取捨選択し必要な情報のみを取り入れている。

この仕組みを知らず意識せずにいると、脳は普段の内面の思考や感情に合わせて取り入れた外部からの情報の中で、あなたが普段から慣れ親しんでいるものごとの情報だけをピックアップする。(;'∀')

これ、考えると怖いことだと思いませんか?普段の無自覚な思考の癖がマイナスの感情を育んでいる方、RASが仕分けして見せてくれる情報がどんどんマイナスに彩られてしまいます。悲観的な人の目に見える光景はみんな悲観。

だから決めないといけない、自分が何をするかを。

イラストでみるとRASは脳全体を覆ている網膜のようなイメージ。聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚、あらゆる感覚器から入ってくる情報は4億ビット。その中でRASがあなたに届ける情報はわずか2000ビット。取りこぼした情報の中に、普段絶対感じられない新しい未来の予感や幸福や成功の予兆があったかもしれない、にもかかわらず、なにをするか目的を決めていないと、3億8千ビットも流れていってしまっている。

だから、これまでと同じ思考や考え方では、同質の情報に触れ続ける。それがあなたが成し遂げたいモノであるなら良いけれど、そうでない場合は一旦立ち止まり、徹底して考えよう、自分は何がしたいのか。突き詰めて考えて欲しい、本当はなにをしたいのか、どうしたいのか、極端な話今世で達成したいことはなんだったのかを。

大多数の人は、自分で「決め」ない。国家や企業に自分の人生経営を託しても十分生きていけた時代はそれでもよかった。マスの中の一コマとして、役割をはたしていれば、それで十二分に個人の人生も全うできた。高度経済成長も、戦後復興も、もっと言えば第二次世界大戦でも、自分で考えるを手放して、圧倒的多数と同調することが生きてゆくこと=抜きんでた成功はないかわりに、安定して生きてゆくことは保証されていた。

もう、そんな時代はとっくに終わったと、一部の識者が語り始めたころ、感染症の拡大は一気にその流れを加速させている。

どうやって、から考えない

本当にやりたいことを、やると決め、期限を決め、やり遂げたビジョンを視覚化されたイメージとともに描ければ、まずそれでいい。

本日のオンラインでもアランとバーバラはなんども、その時「どうやって」は考えなくていいと言い続けていた。

脳はイメージしか情報として取り入れることが出来ないとも言われている。まず普段の思考と感情ではなく、自分のやり遂げるべき目標と何のためにそれをやるかという目的、そしてその目標も目的も達成されたらどのような世界に自分がいるかをまず「絵」として視覚的に見る。

この決める、が顕在意識で出来ることの最大限。決めれば、RASが、どうやって、に応える情報を探しに行き目の前に届けてくれる。それに気付き、行動を起こせるか?だけ。

あとはやり抜くだけ

決めてしまえば、RASにイメージを送り続け、行動し、できるまでやり抜くだけというお二人の教えは超シンプル。失敗したらどうしようとか、そんなことは考えない。著書によれば不安は失敗しますようにとお祈りをしているようなもの、もちろんリスク対策はするけれど。

今や、自分の人生の経営は、自分以外だれもしてくれないは、自明の理の時代。しかも流れてくるニュースだけ見れば、中々の閉塞感。だけど、可能性にも満ちている。極端な話、20年前だったら大企業しかできなかった情報発信がいまやスマホ一つでできる。入手したい情報はテレビではなくネットから取捨選択できる。世界とつながるオンラインは無料に近い形で解放されている。

自分が本当になにかしたのかを基軸に、豊かでやりがいを感じる出来事に身を投じることも選べる時代。そこに同質の人達が集まる。どんなにAIが発達し透明化が進もうとも、お金は人が管理する。人の集まるところにはお金も集まる。そう考えれば、お二人が言われる「お金なんかもらえなくても、喜んでやるけど、それでもお金にできることは何だろうか?」を思い出し、そのよろんでやることを決めて行動するは決して怖くない。

もうその生き方に舵をとっくに切っていっていい時代。

think outside a box

今与えられた環境のもとで無くなったものを考えるのではなく、何ができるのかを考えた!


いいなと思ったら応援しよう!

マネキャリ手帳と決算書を味方につけて「お金に強い女になる」
京都で「知的資産とビジネスモデルの専門家」として、活動しています。現在は内閣府の経営デザインシートの普及に勤めています。