竹格子

※こちらの記事は、2022年6月12日にSTORESのNEWSに書いたものです。
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　竹格子という一目刺し模様の大津袋を作りました。
　ころんとした形に竹格子がとても合っていると思います。もう一つは竹格子の裏に出る模様です。名前はありません。

　刺し子の一目刺し模様の刺し方は、現在は方眼線やドットを下書きして、それに沿って配列を工夫して縫い進める方法が殆どだと思うのですが、この竹格子は方眼線が目安程度の働きしかしない配列で、方眼通りに刺せない箇所が多い。
　そのせいか、仕上がりに模様刺しに近い揺らぎが出ます。刺す人の好みやクセが出やすく、そこが素敵なところだと思います。
　ちょっと難しいなあと思いながら刺して裏を見たらいたってシンプル、というのも面白いです。

　大津袋、私は家にある使用頻度の低い食器を入れる袋として使っています。
　キッチンの一番下の浅い棚にそういう食器を収納してあるので、作り足してそこに並べておきたいなと思っているのです。木の実みたいで可愛らしいなと思っています。