なつかしい針目
※こちらの記事は、2022年5月18日にSTORESのNEWSに書いたものです。
https://sashiko-tane.stores.jp/
2014年から、刺し子を習っています。
先生とはカルチャースクールの受講が最初のご縁で、講座が閉じてしまった後は、個人的にご自宅に伺ってお稽古をつけて頂きました。
今年に入って先生から「そろそろ教えることはないですよ」とお話があり、お稽古は終了しました。少し寂しいです。本当に幸せな時間でした。
写真は麻布に刺した斜め十字つなぎ。何回目かのお稽古で刺したものです。初めての一枚仕立てだったと思います。今見ると目と目の間が狭くてぎゅうぎゅう。すぐほどけてくるのでは?曲がり角までの目数をあわせなくは!という心で刺した作品でした。ぎゅうぎゅうに力の入った刺し子。
こちらは初めて布幅(110cm)いっぱいに刺したもの。八角寄せという模様です。先生が切れ目のない刺しやすい模様を選んで下さいました。先生曰く「簡単よ」
・・・しかし子供が幼稚園から帰宅する前に血眼になりながら下書きした思い出があります。大きいのでダイニングテーブルで作業し、途中でずらせないため写しきらねばなりませんでした。今よりずっと時間が足りなかった。
さらに刺し途中で飽きてしまい縫い目が雑に。反省の多い作品です。
この時は(もう無理・・)と思った記憶がありますが、今では大判が大好きです。余白も配置も模様の大きさもバランスが取りやすい。大判は自由度が高いのです。ふきんの中では惹かれなかった模様が、大判に刺すといきいきとして見えることがよくあります。それに冬は膝の上が暖かい。
刺し子は手法がシンプルすぎて、手取り足取り教わることはそれほどない手芸だと思います。私は先生に運針を教わったことがありません。じゃあ何を教わったのか、私がどう考えてオンラインレッスンをしているのかは、追い追い書けたらいいなあと思っています。堅苦しくならないようにできると良いのですが。
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