見出し画像

手の大きさと太りやすさは反比例する

私は自分の手が嫌いである。

中2の時、クラスの一人の男子に
「オランウータンの手みたい」
と言われて以来、
今もなお、人前に出すのを躊躇するほど、
その大きな手がコンプレックスに
なっている。


1つ自慢できるとしたら、
ピアノの鍵盤が、
ドから高いレまで届くという、
全くどうでもいいことだ。


そもそもピアノを習ってもいなかったし。


小さくてぷにぷにした可愛らしい手に
生まれてきたかったと何度思ったことか。

手が大きく、指の節々が目立ち
若い頃から手の柔らかさを
感じた事はなく、
歳をとる毎に
血管も目立ち始めるではないか。


手にコンプレックスがあるせいか、
ついつい人の手に目がいってしまうものだ。


そんな私は
若い頃、ネイリストをしていた時期があった。
10代から80代の女性まで、
何千人もの色んな手に触れてきた。

そこで、あることに気づいたのだ。

指の関節が目立たず、
体のわりに小さな手の人は、
「太りやすい」ということ。

お腹を中心に丸っこい体型になりやすいのだ


それに対して、私のように
節々がシワっぽく目立ち大きな手の人は
「細身」か着痩せするタイプ、
つまり「下半身太り」の傾向がある。

もちろん当時は、
ダイエットの知識も何もないし、
これが100%当てはまったわけではない。

ただ、
ジェルネイルやマッサージ時の触れた感触に
来店時と、帰る際に見る全身の姿、
施術時の会話の情報が加わり、

太りやすい体質、痩せやすい体質などを
私独自で勝手に分析し、
今に繋がるスキルを
いつの間にか身につけていたのだ。

まさか、自分が
ボディメイクの世界に
進むことになるとは
当時の私はこれっぽっちも
思っていなかったが、

後になって、筋肉や骨格タイプ、
遺伝について学んだ時に、
太りやすいなどの体質は
私が考えていたように、
手にも躊躇に表れることを知り驚いた。

私の手のような人は、
脂肪も筋肉もつきにくい。
普通に生活していれば太らないのだが、
不規則な生活や暴飲暴食をしていれば、
人並みに太る。

そして厄介なのが、一度太ると
筋肉が少ないため痩せにくいのだ。
日頃から、筋トレなどでしっかり
筋肉を維持しておくことが必須である。


対して、
関節が目立たず
体のわりに小さな手を持つ人は、
当たり前だが食事に気を付けないと、
あっという間にお腹に脂肪がつく。

リバウンドもしやすく、
食生活を改善しないことには
一生脂肪に振り回されることになる。


手や手首はどんなに太ろうが、
その形を変ることはない。

私がどんなに太ろうとも、
ゴム手袋に水を入れたような
ぷにぷにの手になるはずもなく、
遺伝の要素が一番表れている部位なのだ。



そして、さらに
「手はその人そのものである」
と最近思うようにもなった。


長い爪でアートを派手に施してる手は
家事しない、のような
昔の人の考えではない。


手の動きは
内面をよく表しているのだ。


爪まわりを爪で
カリカリしながら話す人は、
真面目で神経質なところがあったり、

身振り手振りが大きな人は、
愉快豪快な人が多い気がする。

腕を組ながら話す人は、
やはり考え癖があり、

大人しく、かよわい女性は、
ものを摘まむ、拾う手が
美しく見えたりするのは私だけだろうか。


それを考えると、
手にはあなた自身の情報が
いっぱい詰まっている

手を見れば全てお見通しってわけだ。



Yoko

いいなと思ったら応援しよう!