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「幸や不幸はもういい どちらにも等しく価値がある 人生には明らかに意味がある」

少し前にこの言葉に出会って、私の心は震えた。手帳に書いて何度も読み返して言葉を噛みしめた。 この言葉は四コマ漫画「自虐の詩」に出てくる言葉だ。 幸江という女がイサオという元ヤクザの無職のヒモ男と同棲している話だ。 イサオはご飯が口に合わない、気に入らない事があるとちゃぶ台をひっくり返す最低野郎。 幸江が食堂で働いたお金でスナックに行き、競馬もする。 だが幸江はかいがいしくイサオの世話を焼き惚れ込んでいる。 物語は過去の子供の頃の幸江と大人になってからのイサオとの幸江の

    • 夢というとなんだかな。少し大袈裟な感じがする話

      今の会社に勤め始めた時、私はもう後退はできない崖っぷちにいた。 シングルマザーであり、子供の教育費がこれからいくらかかるんですか?と未知数な出費。そして妙齢な自分で転職はこれが最後と決めて入った会社であった。 だが直属の上司にとても嫌われてしまい、ひどいパワハラの毎日だった。社内で力のある上司であったため、パワハラにあってると皆知っていてもスルーどころか、私とは皆距離を置くような状態であった。 帰りの車の中でよく泣いた。家に着くまでには普通の顔でいなくてはならない。退職も

      • 医療従事者に感謝

        私は5年前に乳癌に罹患した。その為先日、定期検査で病院に行った。 マンモグラフィーと超音波検査の日だった。 マンモグラフィーとは、簡単に言うと乳房を透明な板二枚に挟んで乳房をペッタンコに潰して撮る検査。 女性ならなんとなくおわかりいただけるだろうが、乳房にはその日のコンディションというものがある。 少し触れられただけで痛い日もあれば、 多少乱暴に扱ってもなんてことない日もある。 先日検査の日、myおっぱいのコンディションは最悪だった。 検査台に立ち、検査技師が板にmyお

        • 没個性

          私は子供の頃、とても個性的な子供だった。 個性的と言うと才能的な何かを感じるが、そういう種類の個性ではなく変わった子供であった。 今現在であったなら、発達障がいを真っ先に疑うであろう子供であった。 とにかく空気を読まない。人に合わせる事をしない。発想が変わっている。趣味嗜好も一般的子供が好むようなモノに興味を持てなかった。 親もそれを咎める事も無く無自覚のまま思春期に突入した。思春期になると一気に生きづらくなっていった。周囲に馴染めない。 その理由もわからないので追い出さ