2024年を振り返って

久々の投稿です。
久々の投稿が、今年の振り返り。
久々らしく、今年に思いを馳せて綴ろうと思います。


1.転機の次の行動

今年は転機の年でした。
何といっても13年勤務した職場を退職し、23年間にわたる雇用される生活を卒業したことは、久しぶりに大イベントでした。
退職時点では解放感に浸り、これまで真面目に職務を全うしてきた自分を褒めました。

退職後、まずやったことは、人生と生活を見直すこと。
健康、お金、家族内役割、社会生活…これまでゆっくりと時間をかけてやってこなかったことを片っ端からやってみました。

1)人間ドック

人生で初めて人間ドックを予約し、胃カメラ検査を受けました。
外科看護の経験がある私でも、麻酔をかけてもらったのは初めて。
目を閉じて、次に目を開けた時には検査が終わっているという経験をして、楽というより怖さの方が勝ってしまいました。
自分が知らないところで自分に関してなされていることは、倫理的であってほしいと願わずにはいられませんでした。

2)整体院

また、長年放置していた股関節の痛みとしっかりと向き合うため、整体院に通いはじめました。結局4~12月、1~2週間に1回通ったのですが、股関節だけではなく、股関節に関連する筋肉や関節の動き、自分では気づかない左右差に気づくことができ、何よりも体調に意識を向けるようになりました。とりわけ、ホルモン周期による体調の変化は手に取るようにわかるようになり、体調不良に納得できたり、予測して予防行動が取れたりするようになりました。

3)キャッシュフローの作成

お金の見直しもとても勉強になりました。
決して自分は金遣いが荒いとは思いませんが、無頓着すぎて「とにかく質素に暮らして貯金していけばなんとかなるでしょ」といった感じで、大雑把な管理をしていました。
しかし、生命保険料は高く感じていたこともあり、FPさんに相談し、今後の人生でのキャッシュフローを一緒に考えていただきました。
それに合わせて、加入している保険の意味と見通しを確認し、解約したり別の保険に入り直したりと整理をしていきました。
この一連の見直しを通して、自分にとって心地の良い収入と支出の目標を可視化でき、見通しが立つことの安心感を得ることができました。

4)「そこにいる」役割

日常生活では、子どもたちに「おかえり」をいう生活が始まりました。
長男は生後7か月、次男は生後6か月から保育園に行き、これまで大人が待っている家に帰ってきたことはありませんでした。帰ってきて嬉しそうな顔をしたり、楽しそうにおやつを食べる子どもたちを見ていると、子どもたちなりに毎日外で緊張感をもって頑張っていることがよくわかりましたし、私が特に何かしなくても、そこにいるだけで緊張感をほどくことができるのかもしれないと思いました。子どもたちは現在2人とも小学生ですが、自我が目覚め、思春期に入って心が揺らぎやすくなる近い将来、私が「そこにいる」環境を整えることはとても重要なことだと感じます。

5)起業

職業人としての自分は、3月の退職時に明確な次のイメージを描ききれていませんでした。しかし、これまで直感にしたがって意思決定をし、行動してきたことを鑑み、イメージが描ききれていないことを悲観することはありませんでした。周りは、収入がなくなった私のことを随分と心配してくれましたが、当の私は「人生、こういう時期もあるよね」といった感じなので、自分が何に反応し、どういう行動をとるか、自分で自分が楽しみな状態でした。
退職後、よく通ったのが、大阪産業創造館の経営相談とセミナーです。起業に興味があり、もっと知ってみたいと考えていたので、とりあえず将来やりたいことを書き出したり話したりしながら整理してみました。そこで気づいたことは、①私がやりたいことは、エッセンシャルワーカーの業界ではほぼ前例がないこと、②前例がないことほどやってみたくなる自分の気持ち。
これらのプロセスを経て起業に至りました。もちろん、社会に受け入れられないかもしれない、収入にならないかもしれないという不安はありましたが、これまでの人生経験において「信じて行動すれば道は開ける」という信念に手ごたえを感じているので、自分を信じて起業に踏み切りました。

起業後は、これまでの人脈に助けられながら、信頼関係を最も大切にしてきました。初めてお会いする方に対しても、自分の思いを伝えるだけでなく傾聴の姿勢を意識し、相手を受容し、ニーズに合った仕事をすることを心がけています。それが最終的に相手にとって利益となっているかがさらに重要なことなので、来年は短期的な評価を意識しながら事業をブラッシュアップしていきたいと思います。
とはいえ、稼働率がまだまだ低いのも現実です。稼働率が低いとモチベーションが上がりにくく、それへの対応が自分の課題であることもわかってきました。逃避型ではなく、あるいはいったん逃避したとしても、問題解決型に向かって動けるよう、今こうやってnoteに綴っているように、文章にしたり話したりすることを意識してやっていきたいと思います。

2.来年の構想

来年は、看護に携わっているキャリアコンサルタントやEAPカウンセラーの方々と繋がり、看護の現場の問題を正確に捉え、現場の人々の力を活かしながら問題解決するための支援に繋げていきたいと思います。
EAPカウンセラーの講座を受講していた時に、比較的看護職が多いと感じましたし、看護系の学会に行くと、キャリアコンサルタント資格を持っている方が意外といらっしゃいました。一方で、それらの資格を掲げて仕事をするには至らず、表向きは看護職という方がほとんどでした。私は「看護職の現場と教育・研究の経験があるキャリアコンサルタント、EAPカウンセラー」なので、少々ニュアンスが違うのですが、看護の現場で起こっているメンタル不調、ハラスメント、離職、復職困難などに問題意識を持っているということは共通しています。キャリアコンサルタント、EAPカウンセラー資格を持っているから看護職だから内部でできることもありますし、私のように外部にいるからこそできることもあります。看護職にとって最もハッピーなのは、キャリア形成支援を内部からも外部からも活用できることだと思うので、私一人では足りないところは連携し、看護職のためになる支援の形を模索していきたいと思います。

また、職能団体に事業を発信し、存在の周知、事業の理解に繋げていきたいと思います。
繰り返し、継続できるよう、発信できる中身を充実させていく経験やインプットも併せて必要だと感じています。情報収集と自己研鑽は貪欲にやっていきたいと思います。

これからも仕事生活、家庭生活、個人生活を統合したキャリアを描いていくにあたり、今年の人生における経験知を来年の成長に活かしていきたいと思います。
自分を刺激するために即行動。7割考えたら即行動。相手のために即行動。
来年は行動の年にします!

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