よくある、光るタワマン窓について
光るタワマンの窓の数だけ、人の暮らしがあるという。
遠くに映る、わずか小さな四角の中に
どんな人生があるのかと
気になる瞬間がないこともない。
同じような感覚は、
低層のビルや小さな建物、戸建てに向けてはあまり思わない。
縦に長くてきらきらと輝く姿がよく目立つ、
夜景としても楽しい、
そんなタワマンを眺める人の思考が
ふとした瞬間、知らない人間の厚み、
100年を考え始める、
この不思議な転調とは。
周囲の空間から飛び出た物体が
思考も跳躍させるのであれば面白い。
すべては遠くで小さく光ってしまっているから、と、
今日のところはひとまず。