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土方歳三と石田散薬(その1 全3回)
新選組にはよく効いた常備薬が置いてあったんだってね。
ポンと昔。
江戸の名薬に『石田散薬』があったよ。
良く効いたんで240年もの間、昭和になってからも売られていたんだって。
新選組の副長、土方歳三(1835から1869年)は、近藤勇と一緒に京都で新選組を作った人だよ。
すっごく有名な人さ。新選組をまとめていた人なんだ。とても厳しくて恐い人だった。新選組の中のルールをちょっとでも守らなかったら、切られてしまったよ。
土方歳三は、武州多摩郡石田村、今の東京都日野市石田に生まれたよ。
お父さんの土方義諄の家は裕福な農家だったけど、歳三が生まれる前には亡くなっていて、お母さんは6歳の時に亡くなってしまったんだ。6男4女の末っ子だったって。お兄ちゃんお姉ちゃんに育ててもらったんだね。小さい時から剣の練習をよくしていたって。強かったんだね。
歳三の家は農家だったけど、薬を作って売ってもいたんだよ。
『石田散薬』という打ち身や捻挫に良く効く薬だったよ。
江戸宝永年間、1704から1711年。
徳川綱吉、家宣の時代のこと。
先祖の夢枕に、カッパ明神が現れたんだ。そしてありがたい薬の作り方を伝えたという。それは打ち身や捻挫に良く効いたんだ。
今日はここまで、読んでくれてありがとう!続きは明日のお楽しみ、お休み!ポン!