西向く士(さむらい)
今日は、カレンダーのお話だよ。江戸時代はね幕府はカレンダーを作ってはいたんだけれど庶民の手にはなかなか入らなかったんだね。
ポンと昔。西向く士。これはカレンダーを持っていなかった江戸時代の人たちの大小月の覚え方なんだ。
大の月は31日まである月の事さ。1、3、5、7、8、10、12月だね。
30日までの月、2月だけは28日までで閏年の時は29日までだけれど。2、4、6、9、11月。これを「ニ、シ、ム、ク」と言って、11は武士の士に見立て「サムライ」と言ったんだって。「士」という字をよく見ると「十」と「一」の組み合わせなんだよ。西向く士ってね。これを小の月と言ったのさ。
太陰太陽歴ではね、新月(三日月)が1日、満月が15日とだいたい決まっているからね。大小の月さえ分かっていれば一か月が分かっていったんだね。
昭和生まれのおじいちゃま、おばあちゃまを知っていたら聞いてみてね。きっと知っているよ。
読んでくれてありがとう、ポン!
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