今期の振り返り【第13回建築家 小泉雅生さん】
こんにちは、吉川です。NARIWAIの記事を読み返してみると、子ども向けのメディアにもかかわらず、大人も学びが多いなぁと思います。
働くのが当たり前になっている社会人だからこそ、改めて「働く」ことについて考えたいものです。
さて今回も、今期のNARIWAIの活動が終わったので振り返りです。取材班のみんなは、区切りを迎えてひと休み。その間に、振り返り記事をぜひご覧ください。
建築家 小泉雅生さん
2021年10月、NARIWAIは横浜にある「象の鼻テラス」にて、展示イベントを行いました。これは細々と取り組んできたNARIWAIにとって、大きな機会となりました。
参加した「FUTURE SCAPE PROJECT」の一環として、わたしたちは舞台である象の鼻パークを設計された小泉さんに取材をしました!
この回の取材班は、ものづくりに関心が深いケイティ。夏休みの自由研究で家の模型をつくろうとしていた彼女は、建築家である小泉さんにアドバイスをいただいていました。
興味のある職種の取材は、質問も「そうきたか」というものが出てきます。純粋な子どもだからこそ、大人のようなありきたりな質問ではなく、いろんな角度からものごとを見れるんだなぁと感心します。
穏やかで優しい話し方の小泉さん。安心してお話をうかがうことができました。
自分が想像もできないような暮らしや世界に出会える仕事
建築家というと、建物を設計する人、というイメージがありませんか?かくいうわたしもそうでした。でも小泉さんのお話をうかがうと、それだけではありませんでした。
建築家は、生活の器をつくるお仕事。そう言われるとたしかに、わたしたちはほとんどの人が家や建物の中で生活をします。生活の基盤となる場所ですよね。
小泉さんは想像力と経験を活かし、わたしたちが生活する器をつくっているわけです。この場所にはどういう人たちが暮らし、どういう生活をし、どういうことに喜びや楽しさを感じながら生きていくのか。
ただ「住みやすい」というだけでなく、設計には建築家の想いが込められています。それに気づいた時、自分の住まいだけではなく、公共空間や施設にも目が向くようになりました。
象の鼻パークもそう。ここに集まる人たちのことを考え、よりよい空間となるように想いを込めて設計されました。
そう思うと、場所や建物が愛おしく感じてきませんか?
みなさんもぜひ、街の中にあるもの一つひとつに目を向けて、建築家の思いを感じてみてください。
小泉さん、ありがとうございました!
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