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ふたりのカレンダープロジェクト。

幼なじみと写真カレンダーを作ることになりました。
正確には、「手作り写真カレンダーを販売してみたい」という私の夢が叶うことになりました。
写真からフォント、配置、全て自分たちで考えて印刷から閉じ合わせまで手作りです。

写真カレンダーは、一昨年から私が趣味で始めたもので今年で3度目になります。幼なじみと共同作業で作るのは初の試み。ワクワクが止まりません。

今回は、写真カレンダーを作り始めた理由や今年はどんなカレンダーにするのかについて語る回でございます。「そもそも写真カレンダーってどんなもんなん?」って方から「どんなこだわりがあるん?」という方、「そんな趣味もあるんだー」って方まで、またどれにも当てはまらない方にも楽しんでいってもらえると嬉しいです。


◎ 写真カレンダーとはなんぞや。

そもそも写真カレンダーというネーミングが正しい名称なのかはわかりません。私が勝手に名付けた気もします。あんまり覚えてません。

中身は名前のままで、写真とカレンダーが合体したものです。
といっても色んなスタイルを想像できると思うので、ひとつ去年のものを例にご説明を。

2024 calendar April.

完成形はハガキサイズの卓上カレンダー。左側に趣味のカメラで撮った写真、右側はフリー素材のカレンダーという至ってシンプルなもの。

写真はオリンパスのカメラやオールドレンズ、フィルムカメラなどで撮ったものから厳選します。年に一度の選別作業がとっても楽しい。年々好きな写真が増えていって12枚に絞るのが苦しくなりますが、それが醍醐味でもあり。

まとめると、趣味で撮ってるカメラの写真をカレンダーと組み合わせて飾れるものにしたのが私の「写真カレンダー」です。

硬めの画用紙を台紙に、麻紐でまとめて出来あがり。

◎ 趣味からいつしか生まれた夢。

写真が趣味になったのは、安倍さんの給付金でいただいた10万円でオリンパスのカメラを買ってから。

写真は、その時の景色や思い出、季節の匂いを当時のままに閉じ込めることができるもの。見返すだけで、瞬時に記憶の中の世界に舞い戻れるのが面白いと思っています。

シャッターを切るたびにお気に入りが積み重なって、いつしか「飾ろうかな〜」と思い始めました。そこからInstagramでフォローしている方々からもインスピレーションを受けて写真カレンダーの制作に取り掛かりました。

一昨年と去年までは、自宅に飾ったり、友達に配ったりして楽しんでいましたが、素敵な友達に恵まれたおかげで喜んでもらえることや褒めてもらえることも多く、「もっと多くの人に届けられたらいいな〜」とぼんやり思うようになりました。


◎ 幼なじみとの意気投合。

社会人になってから県外で一人暮らしをしている幼なじみとは、定期的に電話で近況報告をしたり悩み相談をしたりしています。

特に気を遣わず話せる15年の仲なので、その日もなんとなく前項のぼんやりとした夢を「できたらいいな〜って思うんだよねぇ」と話していました。

すると、幼なじみがものすごく乗ってくれて、気づいたら「一緒にやる?!」という話に大盛り上がり。お互いワクワクして、早速スケジュールを立てたのを覚えています。IT系の仕事をしている幼なじみに憧れて「キックオフ」とか「MTG」とかいう言葉を使ってみたかった私は、意味もなく連呼しつつ予定を立てていきました。

そんなこんなで始まった、ふたりのカレンダープロジェクト。
小学生の頃から、幼なじみの画力やデザイン力に惹かれていたので、カレンダーのフォントやちょっとした絵文字をお願いすることに。

一昨日や去年から、ふたりの知恵やアイデアが詰め込まれて一気にパワーアップした作品が出来上がりつつあります。

◎ 写真カレンダーへの想い。



季節を感じる。
四季を共有する。

ふとした時に目に入る写真で、明るくなれたり、ほっとしたり。

日々に寄り添えるような写真カレンダーを作れたら…。
そんな想いでカレンダープロジェクトを始めました。

家族や友達の円から、もっと円の周りを広げるように。
ひとまわり大きな円を描くように。
円がご縁となって繋がりが生まれるように。

ふたりの写真カレンダーが、まだ存在しないけれどあったら幸せでいずれは誰かの必要な生活の一部になったらいいなぁなんて思っています。


販売するとなると、趣味の範囲を超えてきます。好きなものでお金がもらえるというのは、簡単なことではないし、それなりのクオリティが求められることです。

だから、ふたりで仕事終わりにMEETを繋ぎ、月に何度もMTGを重ねてこだわりにこだわって作り上げているところです。気づいたら一年がかりのプロジェクトになりつつある。だけど、決して嫌々ではなくふたりとも楽しみながら義務というよりやりたい気持ちが勝って、次はどんなアイデアが生まれるか前のめりになって話し合っています。気づいたらとっくに日付を超えて話し続けていることもざら。でも、それこそが幼なじみである私たちの強みだと思うんです。

会社のように肩肘張らずに、思いつくままにアイデアを共有できるラフさ。
幼い頃から一緒に過ごしてきたからこそ、考えている像が難なく理解し合えるストレスフリーさ。

何より、ふたりで新しいことを生み出しているというクリエイティブ特有の高揚感が終始作用していることで、アイデアの化学変化が止まらないのです。

誠意をもって、こだわるところはとことんこだわって、今年の年末までにふたりのカレンダープロジェクトを達成させていきたいと思います。


さて、そろそろフィルムの現像に行って参りますか。



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