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ニ丈岳(福岡)登山!スカイツリーより高い場所

ニ丈岳に登ってきました。ニ丈岳は福岡にある山です。約700m。山登りする人にとっては、たいして高い山ではないですが、登ってみるとまあまあキツイです。

登山は好きです。でも、なかなか行けません。時間をつくって行くべきだと思うのですが、これがなかなか行けません。

最低限、春に1回、秋に1回は行こうと思っています。今年の春にも登りました。そして今回の秋の登山です。

頂上は700mあります。登山口まで車で来て登る人が多いのですが、今回は駅から登りました。なので0mから700mまで登ったことになります。

朝、JR大入の駅に着いて登りはじめました。1時間ほどアスファルトの道を歩きやっと登山口に着きます。途中で稲刈りをしていました。秋ですね。

この日は朝は少し冷え込みましたが、登っているときは汗もかき、Tシャツでちょうどよかったです。

まずは川沿いの山道を登ります。川が気持ちいいです。耳に入ってくる音も川の音しか入ってきません。ときどき鳥と虫の声が入ってくるだけです。「車の音を聞かないのは久しぶりだな」と思いながら歩いていました。

急坂を登っていると普段とは違う汗をかきます。体の奥からかく汗です。なんだか毒素が出ていく感じです。

山登りは最初が特にきついんです。数十分歩くとだんだん体が慣れてきます。慣れてくると気持ちよくなってきます。この程度の高さの山でも軽くクライマーズハイの心地よさを感じます。山登りはこれがいいんです。

体に負担がかかりながら、気持ちが少し軽くなり、ここから思考の深まりの時間が始まります。机の上では出て来ないようなアイデアがどんどん頭の中を駆けめぐります。

駆けめぐるので大半は覚えていないです。でも、いいアイデアだったことは覚えています。本当に忘れたくないときは何回も同じことを考えるようにします。すると頭に定着していきます。

こう考えている間もずっと山道を登っています。

途中で平らな道があります。平らというだけですごく足が軽くなります。

街ではすれ違う人に挨拶なんてしないんですが、登山中すれ違う人には「こんにちは」と言います。山登りのいい文化だなと思います。この日もすれ違いました。正確に数えていませんが30人くらいすれ違ったと思います。

思考しながら、挨拶しながら山道を登ります。

途中で、この山は約700mだから「スカイツリーより高いんだ」と考えはじめました。スカイツリーは武蔵(むさし)なので634mだと覚えていたんです。スカイツリーの上には行ったことはないけど「今日はスカイツリーの気分を味わえるな」と足取りが軽やかになりました。

スカイツリーを思い出したのもAmazonプライムビデオで最近見たドラマ「ソロ活女子のススメ2」を見たからです。1人でいろんなところに行くドラマです。

こうやって頭の中で何かと何かがつながって考えていくんだなと自分を客観視しながら歩きます。

登って登ってやっと頂上に着きました。天気がよくて疲れも吹っ飛びました。いい景色です。

東に糸島半島が見えて北に玄界灘、西に唐津方面が見えます。これがスカイツリーより高いところから見えた風景です。

頂上には巨石がゴロゴロしています。「なんで頂上に大きな石があるんだろう」と思いました。人力では無理です。機械を使っても無理なはず。昔は機械も無いし。

これは確か「映画ドラえもん」で見たことがある景色に似ているなと思いました。この頂上が昔は海底だったら納得がいきます。「海底だったらココに巨石があっても変じゃないかも」とこれも想像していました。春に登ったここよりも少し西にある十坊山(とんぼやま)も頂上に巨石があります。なので「ここらあたりはその昔、海底で玄界灘の一部だったんじゃないのか」と思いました。答えはまだ見つかっていません。

この頂上の巨石の上でご飯を食べて1時間ほどゆっくりしました。そして今度は逆方面から下っていきました。

帰りも下っても下ってもまだまだ山道です。遠くに民家が見えたときは「ほっ」としました。

「平らな道はいいな」「アスファルトはいいな」と山道のあとはこんな普通のことが素晴らしく思えます。

帰りはJR筑前深江の駅から帰りました。

以下写真10枚

せせらぎ


歩きやすい


水の音


休憩したところ


道しるべ


頂上


糸島半島


雲の流れが早い


写真右下のJR大入から登りはじめた


左が唐津方面


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