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2.社会と健康の関係を考える

1.社会が病気を作る
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本当の病気の原因は何か?
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 病気の数は、昔に比べて年々増えています。昔になかったような病気が、今はたくさん生まれています。しかし、医学に日進月歩。これだけ医学が発展したのに何故病気は増えるのでしょう?
 それは、社会の発展と大きく関係しています。昔は、食料がなく生きることすら難しい世界でしたが、現在は食料に関しては昔に比べれば豊富です。その意味においては、昔より生きやすい環境になっているにも関わらず病気が増えている。そうなると、病気の構造自体が昔とは大きく異なるのです。
 その2代疾患はストレスと生活習慣病です。ストレスは、社会が高度な成長を行うために、発展を目指し、人に与えた不可が起こした病です。これは、第3次産業革命以降、様々なものが進化し、今より良い生活がしたいという願望が招いた、大量生産・大量消費という価値観の中で、多くの人が頑張らされ、寝る間を惜しんで働いた結果が生じた病。
 そして、その高度な発展の結果、人間の生活は豊かになり、便利になった。しかし、その結果、いつでもどこでも好きなものを大量に食べ、そして自分が動くことなく、どこへでも動けるようになった。その結果、生活習慣病という闇を生んだと言えます。
 そう考えると、現代の病気の多くは社会が生んでいるといっても過言ではなりません。(約1万4千文字)

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