「働かないアリ」研究の長谷川准教授がかっこよすぎた!!
僕は今、株式会社POLというところでインターンをしているのですが、先日その業務の一環として北海道大学の先生を取材・記事執筆させて頂きました。
▲愛想笑いなどはせず、淡々と己の思うところを語る長谷川先生。
本家のノーベル賞受賞者のみならず、イグノーベル賞受賞者も最近出ているほど、尖った先生がたくさんいる北大ですが、今回取材させて頂いた長谷川英祐准教授もその一人です。研究者として一流なのはもちろんですが、アニメ、映画、漫画などジャンルを問わずサブカルに造詣が深く、その人間味に魅了されました!
企業での社員の業績の分布について「2:8の法則」「パレートの法則」ということがよく言われます。
長谷川准教授は働き者の代名詞たるアリの社会でも、一瞬一瞬を切り取ると7割のアリは休んでいて、なんと働きアリの1割は一生休んでいる、という衝撃的な研究で有名な方です。
そんな「働かないアリ」研究のイメージの強い長谷川先生ですが、先生の本当にすごい点は従来からの進化論、つまりダーウィンの唱えた適者生存を超える包括的なパラダイムの提唱に挑戦されていること。
長くなるので詳細は控えますが、つまりはダーウィニズムという従来からの常識に囚われない新しい進化論を提唱するという、かなり挑戦的な研究者人生を歩まれています。
↓↓↓研究におけるこだわりなどは記事にまとめていますのでそちらも是非☆
https://lab-on.jp/article/82
記事には載せきれなかった、印象的な「長谷川英祐語録」をいくつか。
①座右の銘。
「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」
(「北斗の拳」聖帝サウザーの名言)
②(研究者とは、権威や常識に囚われることなく己の目で見たものを何よりも大事にしなければならない、という文脈で)
「曇りなき眼で見定め、決める」
(「もののけ姫」で、村のリーダーひいさまが主人公アシタカに授けた知恵)
③(ご自分のこれまでの研究者人生を振り返って)
「壱萬点!遊びはまだ終わらぬ!!」
(「バガボンド」最強の剣客・伊藤一刀斎の自信に溢れた自己分析)
④(北大生のような、そこそこ勉強してきた若い人達の教科書至上主義、積極的な意見交換を避ける傾向を例えて、)
最近の若い人はATフィールド。北大生は自分が勉強してきたことしか武器に出来ない。研究者にとって大切なことはまだ教科書に書いてないこと。
(「ヱヴァンゲリヲン」シリーズより、「使徒」が誇る最強の防御)
▲「片付けるということがすごく苦手」と話す長谷川先生の研究室には常にマンガやフィギュアが。シンゴジラのフィギュアはレポート提出BOXに「学生が提出」してくれたものだそうだ。
本当に映画や漫画がお好きなんですね笑
そんな長谷川先生は、実は勉強するお金がなくて一度就職したり、結婚後奥様に経済的に支えてもらいながら博士課程に進学したり、様々な病気と闘ってきたりされている苦労人。そんな人だからこそのお言葉を、取材の最後の最後に頂きました。
SNSで「いいね」がたくさんつくことやフォロワーが多くつくことに幸せを感じているようではおしまい。そんなことで人間の価値は決まらない。たった一人でも自分の見方をしてくれる人がいれば生きていける。心通う人がいてくれさえすれば。
今回の取材を通して、自分を信じて生きていく力をもらった気がします。
長谷川先生、本当にありがとうございました!
↑↑↑記事本編も是非ご覧ください^^