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なぜ京都サンガをこれほどまでに応援しているのか前編【前提編】
皆様ご無沙汰しております。
京都サンガF.C.プラチナスポンサーよーじやグループ、代表取締役 國枝と申します。
サンガのスポンサーになって1年2か月。アウェイ行脚を始めて10か月。
ほとんどの方はご理解いただけてると思う一方、公私混同と捉えている人が少数いらっしゃるのかなと思うので、改めてスポンサーを通じて目指したいことをお伝えできればと思います。
せっかくの機会ですのでまずは経営者としての私を振り返るところから始めさせてください。サンガの具体的なことは後半で触れます。ご容赦ください。
よーじやについて
よーじやの歴史
今年で創業120周年を迎えるよーじやですが、実は私が生まれる1989年時点では2店舗しかありませんでした。
当時のよーじやは地元の人が訪れる雑貨屋の側面もありました。
1990年にあぶらとり紙ブームが起こり観光客がよーじやに殺到するようになり地元の人が気楽に買い物ができないお店になりました。
その状況に対応せずに数十年が経過した今、よーじやは地元京都の皆様に必要な存在ではなくなってしまいました。
その状況に大変な危機感を感じ、地元に愛されるブランドを作りたいと強く思うようになりました。
それが私の代で取り組むべきこと。そう確信し、よーじやの経営をしています。
経営者の仕事とは
私はよーじやの代表取締役です。基本は本社に出勤し、スタッフの皆さんと共に事務所で過ごしています。
経営者の仕事とは何なのか。私が思う答えは人によって全然違う、ということです。
なぜ異なるのかですが、一つには就業規則などの縛りがないという点があると思います。この点が「経営者=自由」と思われる最大の要因だと感じていますが、その分結果責任が全面的に降りかかる立場でもあります。
例えば私であれば、就任後半年でコロナ禍に突入しましたが大赤字の対応責任が生じ悲惨な思いをしました。
こういった立場なので、オンとオフの線引きが明確にしにくい側面があり様々なパターンの経営者が生まれるのかなと考えています。(サラリーマン社長ではなくオーナー経営者を想定して話をしています)
実際、小規模事業者で現場仕事を主にされている経営者もいれば、ほぼ会社に出勤されていない経営者も少なからずいるでしょうし、経済界など企業の外部の団体活動に力を入れている方も沢山いらっしゃいます。
私はというと所属企業であるよーじやにほぼ時間を100%振り切っているタイプの経営者です。
接待ゴルフや深夜の繁華街での集まりも断ります。断りすぎてもうあまり誘われなくなりました笑(意味を見出すときはもちろん行きます。)
人脈が少ないのが弱点ですが、自社の活動に重きを置くタイプということはご理解いただけると幸いです。
後編で取り上げるサンガの活動も自社の活動としても大きく意味があるということを説明させていただく予定です。
次に私の経営者としての活動方針をお話しさせていただきます。
私が考える経営者としての役割
一言で言うと企業の広告塔です。
日々よーじやのスタッフが様々な場所で様々な役割を担ってくれています。
頑張れば伝わるかというとそう甘いものではありません。
その為に広報という部署が存在します。
基本的には広報で周知活動を頑張ってくれていますが、経営者自身が
経営方針や想いを発信することはスタッフに代行してもらうことはできません。
責任者自身がなぜ、何のために施策を実行しているのか発信することはステークホルダーに納得感を持たせる上でとても重要なことと考えています。
短期的に納得感を得る方法として現場仕事に従事するという方法もありますが経営者が主として従事することは私は明確に反対の立場を取っています。
現場を知ることは非常に重要なことですが、時代に合わせて成長させる為の陣頭指揮を執る役割を担わないといけません。
役割が明確に異なることを理解してもらうことが大切だと考えています。
経営者は経営者にしかできないことをする。それが私が考える経営者の役割だと思っています。
これまで長々とよーじやが抱える課題と経営者の役割について説明してきましたが、後半ではこれらの考え方を受けてサンガを通じて何をしたいと考えているかについてお伝えする予定です。
後半も是非ご覧いただけますと幸いです。