森保監督

11月23日。サッカーワールドカップでドイツ相手に歴史的な勝利を収めました。サウジアラビアがアルゼンチンに勝利した翌日が祝日になるのと対照的に日本ではサッカーに対する関心がない人が前回大会までと比べて多くなった(というより地上波で取り上げなくなった、テレビ離れ)印象ですが、これを機に選手の名前を覚える国民が増えることは嬉しい限りですね。

今回は森保監督がリーダーとして、今回の勝利がもたらすものについてお話ししたいと思います。

森保さんはワールドカップ初出場後、4年間指揮を執り続けた初の日本人監督です。待望の日本人監督に多くの人が期待を!と思いきや現実は厳しいものでした。

ワールドカップ出場を決めたものの、選手起用、采配、リーダーシップなど様々な点で批判の的になり、名だたる外国人監督と比較されて森保監督では勝てる見込みがないなどと揶揄されている場面を地上波以外の媒体で何度も目にしました。

そのような批判が適切か否かについては私が触れるところではありませんが、今回ドイツに勝ったことでサッカーに関心があまりない国民や地上波の電波による圧倒的な数の力で一気に手のひら返しが起こり、森保監督に対し賞賛の声が多く集まることになるでしょう。【この後の結果では再び手のひら返しが起こる可能性も残されていますが】

つまり、どれだけ過程で批判が殺到したとしても、仮にやり方が間違っていたとしても、結果を出すべき時に結果を出せば黙らせることができる。森保監督が教えてくれました。(結果が出なければ最悪ですが)

日本代表と比べるのはおこがましいですが、私も結果が出ることを目指す過程でネガティブな声が聞こえてくることもあります。その声のほとんどがよーじやの未来を真剣に考えている人とは別の人から聞こえてくるもので一緒に頑張ってくれている人達ではありません。結果責任を取るのは自分たちですから、責任を背負う覚悟のある人たち以外の声を聞きすぎるのは得策ではないでしょう。

監督は選手たちとの信頼関係が最も大事であるのと同じで、企業も従業員、「ヒト」との信頼関係が大事であることを再認識しました。なぜそのような選択を取るかをいかに理解してもらうか。この点を最も重視すべきでしょう。

結果を出すための努力をし続けること。それは監督も経営者も一人ではできない。選手や従業員との信頼関係がすべてといっても過言ではありません。

日本代表も結果を出すために相当な努力をされています。その努力が結果として現れたことは心より賞賛すべきことと思います。

まだグループリーグの突破も決まっていませんが、ドイツに勝利するような大きな結果を出すべく我々も頑張る所存です。

最後に余談ですが、スポーツは感動をもらうこともあれば方法論の参考になることもある、私にとってはかけがえのない存在です。中田英寿さんやイチローさんのような誰でも知るスポーツ界のスターが現われにくくなっている昨今のスポーツ事情に一抹の寂しさを感じますが、是非今回を機に日本代表の奮闘に触れてみてはいかがでしょうか。

よーじや
代表取締役 國枝 昂


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