ルールの落とし穴

私がよーじやに来て、一番初めに行ったことは服務規程の緩和でした。
当時は黒髪以外は禁止。真冬でもストッキングは薄手のものしかダメなど働く側としては厳しい規定でいっぱいでした。

緩和できたことは大きな成果だったと思いますが、一方で未だに禁止項目も多く残されています。

一例を挙げると、サンダルを履くのはダメ。髭はダメなど。これらはまだ理解できますが、ボサボサ頭で出勤したらダメという項目もあります。

結局のところ、自分で決めた格好が適切か否かを自分で考える、あるいは後輩等になぜダメかを説明できるようになっていることが大切なわけです。

具体的にいうと、ルールでサンダルを履くのはダメと決まっているからダメという理解ではなく、サンダルを履いて取引先に会うと失礼に当たるから履くのはやめよう。などなぜ履くべきでないかを理解できていることが大切なわけです。

男性は常にスーツネクタイでしたが、今は事務所では格好が大幅に緩和されました。今は自分なりに状況状況に応じて格好を考えていますが、ルールで決まった格好をするという意識から適切な格好を自分で考えて選ぶ力こそ大切だと思います。

理想はルールの必要のない会社にしたい。そういった理想を現実にすることは極めて困難ですが、ルールを守ればよいという意識から、すべきことをする意識を一人でも多くの人が持てるような会社にしたいと思います。

極端なことをいえば、ルールが間違っているケースもあるかと思います。ブラック校則なんかがその最たる例かと思いますが、ルールを変えることは想像以上にエネルギーが必要なケースが多いです。

弊社は規模も大きくないですし、変更の妨げになるようなしがらみもないので変更は容易に行えるはずです。
ルールが間違っていると思えば積極的なルール変更や撤廃の提案もウエルカム。

時代にあったルールを作っていければと思います。


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