私が組織に所属しない理由
30歳になる目前でよーじやに代表取締役副社長として入社してからまもなく5年を迎えます。
5年間目まぐるしく取り巻く環境が変化しました。
5年間の経営が経営者として何点かと問われると自分で答えることは難しいですが、課題解決に向けた動き。いわゆる変革という点では大きく進展したと自負しています。
なぜ現状を打ち破ることができたのかについてお話したいと思います。
改革の為に必要なこと
ビジョンがあるか(経営者の資質)
まずは経営者自体に改革マインドが備わっていることが大前提です。
先人たちが築き上げてきたことを全力で守っていきます。というような思考では改革はできません。現状に飽き足らずどのように成長させていくことができるか。時代に合わせてどのように改善すべきかというビジョンをしっかりもっていないと正解を持ち合わせていない為変えようがありません。
他社分析、世のなかのトレンドを知るなどなど意見形成のため様々な知識がインプットされていることが大前提になります。
意思決定環境が整ってるか(組織環境)
経営者である以上ビジョンはしっかりと持たれていると思いますが、今回メインで話したい話はこちらです。
明確なビジョンがあったとしても実行できるかどうかは社内の意思決定環境によって大きく左右されます。
まずは会社の規模感です。
スタートアップなら、自身と価値観が同じ人と少人数からスタートするケースが多いはずです。そうなると物事を進めていくうえではスピード感をもって進めることが容易でしょう。
一方で従業員数千人の会社であれば、社内の稟議を通すだけでも何回もの承認を突破しないといけないでしょう。それに加えて投資家などのステークホルダーも多数存在するためより慎重かつ正確性も求められます。
社風も影響します。
新設企業であれば、社内の伝統も存在しないため反対派もあまり存在しないかもしれません。
一方で創業百年以上という会社であれば、創業家はもちろん長年勤務している従業員も存在し素晴らしい変革案であっても認めてもらいにくい可能性もあります。
つまり組織が大きくなればなるほど稟議に時間がかかり、組織が長く存在すればするほど現状維持勢力が強くなる傾向にある。ということです。
組織やコミュニティの功罪
経営学の中で組織論という項目があります。様々な定義がありますが、私が理想としている考えにバーナードの組織論があります。
バーナードは、組織の歯車としての人間ではなく、自ら考え行動するのが人間だという信念を持っていました。組織の本質は人が協力して何かを成し遂げるところにあり、成し遂げようとする意思が大事になるということを言っています。
バーナードが唱える組織の3つの要素は以下の3つです。
①人々が共通の目的を目指すこと
②人々が貢献しようという意欲
③人々が相互に意思疎通・コミュニケーションすること
バーナードはどれか一つでも欠けている場合には不完全な組織として、組織が健全に機能しなくなると定義づけました。加えて、組織とは、2人以上の集まりによる集合体であり、2人以上の人間が何かを成し遂げようとする時に組織が形成されると言及しています。
組織の代表格が企業です。
①共通目的を目指すため経営理念や方針の発信を行っています。
②貢献意欲の高いスタッフをそろえる為にリクルート活動が重要です。
③コミュニケーション活性化の為若手の活躍や業務環境の改善が必須です。
正に私が目指していることに通じる考え方です。
組織の良い点は数の力で生産力を高めることができる点です。
多くの人が集まることで一人や少人数では成し遂げられないことを成し遂げることができます。
一方で上記3つの要素を満たせば大丈夫ですが、組織の存続が目的になり共通目的を目指して活動できていないケースも多く見られます。
2人以上の集合体を組織だとすると組織はすぐに崩壊します。例えば、高校時代の仲良しグループがあったとすると高校を卒業し会わなくなることで縁がなくなり組織は崩壊します。
高校時代の青春を謳歌するという目的が果たされた為です。
卒業という定義が存在すれば組織がなくなることも自然に行われますが一般的にはそういう組織は少ないです。
学級委員、町内会やマンションの管理組合のレベルから政党や業界団体、更にはその青年部などなど伝統的に継続する組織は数多いです。
コミュニケーションの促進(人脈形成)や組織の継続自体が目的になり組織の勧誘などが積極的に行われるケースが多いように感じます。
改革ができる組織で活動する
組織の功罪は様々ありますが、自身の力を発揮できない環境であれば意味がありません。
私自身パーティーが苦手という話をたまにしますが、活躍できないパーティー(組織)で活躍を目指す前に活躍できる組織で活躍し、結果として活躍の場を広げるという方針を割り切って持つことができました。
私の場合はよーじやが改革ができる組織です。よーじやでの活動を中心にその他においては共通目的を持つコミュケーションを取れる人たちと組織を広げていければいいと思っています。
なぜ現状を打ち破ることができたかは自身の意思決定環境を整えることを最優先したからです。
脱観光依存もサンガのスポンサーも十割蕎麦専門店10そばも恐らくですが、意思決定環境が整っていなければ進めていないでしょう。
仕事もそうですが、仕事以外でも日々自身の組織活動に悩まれている方はたくさんいらっしゃるはずです。
一時期はしんどいこともありますが、人によって正解は異なります。
自分に合った組織を見つけ日々充実した意思決定ができる環境を見つけると良いことが有るかもしれません。