見出し画像

人の悪口を言う人間は成功できない。自分に集中しよう。

5年前に営業職へ転職したとき、結果が出ない、味方がいない、周囲の全員から舐められまくる、というどん底状態におちいり、鬱状態になりかけた。

そんな状態でもかたくなに守り続けたことがある。

人の悪口を言わないこと。

これを守り、淡々と努力を積み上げたおかげで、今では社内上位の成績がとれるようになった。


悪口を言っても状況は悪化するだけ

人の悪口を言うと、状況はますます悪化する。

以下にその根拠を書いていく。

悪口を言うと、負のオーラをまとった人間が寄ってくる

身の回りにひとりかふたりは、人の悪口や噂話が好きな人がいると思う。

その人たちが普段どんな人たちと接しているのか、よく思い返してみてほしい。

たいてい同じようにゴシップが好きな連中とつるんでいるはずだ。

そんな人たちが、数人でつるんで誰かの文句を言っている。

よく見る光景だと思うが、その状況を心地よいと感じる人はいない。

「ひょっとして自分も言われているのではないか」

そんな疑念が頭をよぎり、信頼ができなくなる。

そしてそんな人たちと距離をとるようになる。

周囲から一目置かれている人や向上心のある人、信頼のできる人は、そういったネガティブなコミュニティとはっきりと距離を置く。

そのため、人の悪口ばかり言う人の周りは、同じように悪口が好きな、向上心のない人達ばかりになる。


悪口を言うと、自己肯定感が下がる

自分が言った誰かの悪口は、ネガティブな言葉として自分の耳にも届く。

「あいつは能なしだ」
「あいつはバカ」
「全部あいつが悪い」

普段からこういった言葉をばかり発しているとどうなるか。

「俺はネガティブな言葉ばかり使うネガティブな人間」という自己イメージが脳に刻まれる。

こうなると、誰かの悪口を言う人を快く思わないように、自分自身のことも快く思わなくなってしまう。

自分のことを「俺ってどうしようもない奴だな」と考えるようになってしまう。

最終的には「俺って信頼できない人間だな」となってしまう。

自己肯定感は下がっていき、自信もどんどん失っていくことになる。

だから、たとえ独り言だったとしても、悪口は言わないほうが良い。


悪口を言うと、人から信頼されなくなる

普段から人の悪口ばかり言っている人に心を許す人はいない。

表面上は仲良くしていても、どこかで、

「私もどこかで悪口を言われている」

という疑念があるので、心理的な距離をとってしまう。

そのため、人の悪口ばかり言っている人には、真に信頼できる友人はできない。

寄ってくるのは、同じように人の悪口を言って傷をなめ合う仲間か、自分を利用しようとしてくる人たちばかり。

そうしてどんどん孤独になっていく。

これが【人生の負のループ】だ。

なぜこうなることがわかるかというと、かつて僕も悪口ばかり言っていた時期があり、実際にそうなったからだ。

だから、営業に転職してどんなに上手くいかなくても、悪口だけは言うまいと誓っていた。

正直、この状況におちいってしまうと抜け出すのに相当なエネルギーが必要だ。

だから、極力この状況にならないように普段から気を付けたほうが良い。


人生の負のループから抜け出す

無理やりにでも感謝や肯定的な言葉を口に出す

毎日が辛い、きついのだから、悪口くらい言わないと精神を保てない。

そうなってしまう気持ちは痛いほどわかる。

しかし上述のように、悪口ばかり言っていると【人生の負のループ】にはまってしまい、最悪の場合、精神を病んでしまうことにもなりかねない。

【人生の負のループ】
①辛い状況 
②悪口を言って一瞬気持ちよくなる
③ネガティブな人が寄ってくる
④信頼できる人が周りからいなくなる
⑤さらに辛い状況


このループを抜け出すには、

②番の、「悪口を言って一瞬気持ちよくなる」

ここにアプローチするのが一番てっとり早いし、ここだけが自分でコントロールできるフェーズである。

つまり下のようなループになる。

【負のループからの脱出】
①辛い状況
②感謝や肯定的な言葉を発する
③変な人が遠ざかる
④信頼できる人が寄ってくる
⑤状況が少し改善される

自分が苦しい状況の時に、人に感謝したり、ポジティブで肯定的な言葉を口にするには抵抗を感じるもの。

だが、そこはトレーニングだ。

今の現実が辛くて、現実を変えたいと思うなら、そのくらいの変化を起こせなければ現実は変わらない。


つらい状況はハッピーエンドへの「演出」と考える

倒産寸前の旅館に就任した新米おかみが、とんでもなくいびられ、いじめられながらも、努力と根性で次第に周囲に認められていき、最後には大成功をおさめるドラマのように、つらい状況はこの人生ドラマを彩る演出だ。

『ずっと経営は順調で、最初からみんなに認められいて、とんとん拍子で上手くいって、旅館は大成功、大金持ちになりました。めでたしめでたし。』

そんなストーリーには誰も感動しない。

辛い状況は、ハッピーエンドを最高潮に盛り上げるためのスパイスなのだ。

それは、これから成功するという前兆だとも言える。

そう信じることができれば、辛い状況を乗り越えられる。


だから今、辛い状況に置かれている人は、ひとまず人の悪口を言わないようにしてほしい。

すぐに状況は好転しないかもしれないが、1か月後、3か月後には必ず良い変化があるはず。

いいなと思ったら応援しよう!