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社内に改善文化を浸透させるための ACES の取り組み

こんにちは、よじまるです。普段は ACES という AI スタートアップで働いています。(最近は有り難いことに事業拡大をしておりまして、つい先日、オフィス移転致しました!)

1年ごとにオフィスを移転するくらいには成長を続けている ACES を支えてきた素敵な文化が ACES にはたくさんあるのですが、その中でも特にご紹介したい文化のひとつが、改善文化です。

ACES では、個人、組織、事業、あらゆるところで改善が回っていくような状態を心がけており(まだまだ改善可能な部分も多々ありますが)、その文化のおかげで成長していると言っても過言ではないと思っています。

本日は、 ACES が日々どんな場面でどのような改善活動を実施しているのかをご紹介します。

もし、皆さんの働いている会社や、過ごしている環境の中で、こういう振り返り・改善活動はとても役に立っている、というものがあれば、そちらに関してもぜひ教えてください!

ACES の改善文化その1: 四半期ごとの OKR 運用

まず一つ目が、 OKR の運用です。
ACES  では、四半期ごとに OKR を設定して運用しています。

OKR とは、「目標と成果指標(Objectives and Key Results)」というもので、高いパフォーマンスを発揮するために目標を掲げ、計測可能な形で成果指標を設定して事業を推進する方法です。

OKR が何者か、あるいは、どのように設定すると良いかについては、以下の記事を参考にされると良いと思います。

ACES は、2017年の11月に登記したのですが、2018年の5月頃より、OKR の運用をはじめました。基本的には四半期(3ヶ月)ごとに OKR を立て、四半期の終わりに振り返りを実施することを続けています。

OKR を立てることで得られる良い点としては、

・OKR を設定するときに、3ヶ月どのように成長させていくかを明確にイメージすることができる
・ストレッチした目標を立てることで、非線形な成長をするためにどうすれば良いかを真剣に考えることができる
・3ヶ月ごとに OKR を立て続けることで、 目標設定の能力や、数値で成果を管理する能力を鍛えることができる
・3ヶ月を過ごしたときに、どれくらい進捗が生まれているかを定量的に振り返ることができる

などが挙げられます。

もちろん、スタートアップはめまぐるしく状況が変わっていくので、3ヶ月前に設定した OKR が3ヶ月後には全然変わっている、なんてこともあるわけですが、、

そうだとしても、きちんと目標設定をしてそこに向けて取り組み進んでいくことは大変有意義だと思っています。( ACES では、最近ようやく OKR が大きく変化することはなく、年間レベルでの数値目標にしたがって事業を進行することが可能になってきました。)


ちなみに、2018年の7月頃に立てられていた Objective がこちら。最初はかなりシンプルなもの、かつ練度も低いものですが、まずは小さく取り組んで、少しずつよくしていくのが良いと思います。

2018年7月の OKR 概要

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最近の ACES の OKR / 経営評価など

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上場を目指すような会社の場合は、遅かれ早かれ、四半期、半期ごとの経営計画や予算の策定を実施していくことが必要になるかと思いますので、レベルの高い経営を実現するためにも、早いうちから実施しておくのが良いと思っています。

ACES の改善文化その2: Slack での KPT 文化

ACES に根付いている改善文化の二つ目として、 KPT の文化があります。

KPT とは、K(Keep) P(Problem) T(Try) というものの略で、良いものは明示的に褒めて継続し、問題点(Problem)はそのままにせずに共有しては改善(Try)していくというものです。

ACES では、組織に対しても、個人に対しても KPT の文化が浸透しており、具体的には Slack に KPT チャンネルがあり、そこに定期的に KPT 項目を上げて、改善に取り組んでいます。

ちなみに、直近の KPT チャンネルの項目がこちら。ゴミがちゃんと捨てられていないとか、設備が不足しているとか、そういった細かい問題でも放置せずにきちんとその場その場で解決していくことが大事だと考えています。

KPT を実施することでのいい点としては、

・細かくても大きくても、課題が発生した場合にはすぐに社内に共有し、すぐに解決する文化を浸透させることができる
・良いところを明示的に褒めて継続していくことで、社内のモチベーション向上ができる
・課題に対して、社員ひとりひとりが、どう改善するべきかを主体的に考えて取り組むことができる
・過去にどんな課題があったかを振り返って、そんなこともあったなぁと楽しく振り返ることができる

などが挙げられます。

slack の KPT チャンネルの様子

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ACES の改善文化その3: 定期的な 1 on 1 の実施

ご紹介する文化の三つ目が、定期的な 1 on 1 の実施です。ACES では、1ヶ月半に一度(クオーターに2回)、所属する Team のマネージャーとの 1 on 1 を実施しています。 

この 1 on 1 では、各人が1.5ヶ月どのように働きどんなアウトプットを出したのか、個人に対する KPT は何か、マネージャーに対して伝えたい KPT や、会社全体に対する KPT は何か、を話し合います。 

マネージャーは、各チームメンバーが会社からどのような役割を果たすことが期待されているかを適切にコミュニケーションし、改善点を提示するなどしたり、働きにくい点や、抱えている悩みがないかを話し合います。

これは、元々月に1度、創業メンバー(6人)が相互に FB を送り合っていて、それがとてもよかったことから始まり、今も実施しているものです。

面と向かってお互いに KPT を伝え合えることが、個人の成長、組織の成長、そして会社の成長に直結していると思うので、実施していない会社の方にはとてもおすすめです。

ちなみに、創業メンバーで毎月相互 FB をしあっていたとき(2018.11月)の僕に対する改善点を以下に添付します。僕の場合は、コミュニケーションの柔らかさなどは長所だが、もっと主張するべき、高速大量にアウトプットをするよう心がけるべきという FB を多くもらっていました。

お互いに思いやりは持った上でも、遠慮をせずに FB をしあって、成長・より良い方向を心がけるという文化も、表面的ではない真の誠実さが重視される ACES の良いところ
だと思っています。

2018年11月の自分への改善点

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アンケート内容

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ACES の改善文化の例4: 週次単位でのスケジュール管理・改善

 ご紹介する最後の文化が、週次単位でのスケジュール管理・改善です。 ACES では、自分個人のタスク実行や作業効率に関しても細かく改善を実施しています。

具体的には、週が始まる前に、1週間分の時間を、どのタスクにどれくらい使う予定なのか、そして、1週間でどのような価値を生産するつもりでいるのか、を記述します。

そして1週間仕事を進めながら実際にどのタスクにどのくらいの時間がかかったかを把握しつつ、毎週改善を実施していく、というものです。

これをすることで、

・1週間のゴール(1週間で産みたい価値)は何であるか
・自分はどの分野のタスク(ビジネス・開発・コーポレート)にどれくらいの時間を割り当てているのか
・分野ごとの時間配分は適切なのか
・各タスクをどれくらいの時間で済ませるものと見積もっているのか
・実際にそれをどの時間かけて終わらせたのか
・そもそもやらなくて良いタスクはないのか
・働く仲間が、どれくらいタスクを抱えていて、どの程度ならタスクを渡しても大丈夫なのか

などを把握して仕事を進めることができます。

この文化も、2018年の6月から経営メンバー内で開始して、今なお続いている文化です。ここで注意したいのが、マイクロマネジメントをするために活用するのではなく、あくまで個人の成長やタスク移譲などのコミュニケーションの円滑化のために活用する、という点です。

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最近は、僕自身のタスクとして、チームメンバーのアウトプットに対する FB なども増えてきたので、毎週の終わりに、次の週で発生するであろう依頼タスクを提示してもらった上で予定を立てて進めるようにしています。

またその上で、その日に発生した依頼タスクが見逃されないように、Slack の times でメンションしてもらって見逃さないような仕組みも取り入れています。

Slack での個人タスクの運用
(時間や、タスクにどの程度の時間をかけるかなどを記述しつつ進めています)

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日々発生した僕への FB/task 依頼に関するスレッド

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さいごに

以上、 ACES で実施している改善文化に関するご紹介でした。おそらく他にも細かい改善の文化はたくさんありますが、主に上記のような改善を日々実施しながら、個人、会社の成長に向けて日々邁進しております。

日々改善を実施しているおかげもあり、有り難いことに会社は成長していており、積極的に採用も実施しております。

自分自身も成長を続け市場価値も上げながら、アルゴリズムの力で社会をより良くしていく仲間を絶賛募集していますので、ご興味を持ってくださった方はぜひお気軽にご連絡ください!



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