余分な富は余分なものしか買えない。魂に必要なものを買うのにお金は必要ない。 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
佐藤優さんの「自分を動かす名言」(青春出版社)を読んでいたら、ソローの言葉がいくつか出ていた。
アメリカの作家、ヘンリー・デイヴィッド・ソローは、19世紀のアメリカを代表する作家、思想家、詩人、そして博物学者だ。
ハーバード大学を卒業後、様々な職業を経験したが、最終的に作家としての道を歩んだ。
彼の代表作『ウォールデン 森の生活』は、自然の中での簡素な生活を通じて、個人の内省と社会の客観的理解を追求した記録である。
自然との調和を重視し、シンプルな生活と自給自足を実践した。
奴隷制度に反対し、環境保護運動の先駆者としても評価されている。
富や名誉についての言葉も数多く、私にはどれもしっくりくる。人生の敗北を追認しているわけではなく、心から質素な生活の大切さを感じていたことが分かる。
Superfluous wealth can buy superfluities only. Money is not required to buy one necessary of the soul.
余分な富は余分なものしか買えない。魂に必要なものを買うのにお金は必要ない。
家の中をのぞいてみてほしい。今必要でないものを買い込んでいないか。捨てるのを惜しんでいないか。
富は自分の背丈にあったもので十分だ。
森の生活は、求道的なアメリカの若者によく読まれている。
この本の主人公も、ソローに影響を受け、アラスカで自給自足生活をして、最後は餓死している。
レイチェルカーソンの仕事も、ソローの流れをくむものだといえよう。
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