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進化論ってなんだ

あんまり脈絡ないんだけれど、進化論ってどんなものなのかいつも心に引っかかっていた。

AIに聞いた内容をもとにまとめてみた。

進化論を簡単に説明してください。進化論への主な誤解は何。歴史的に悪用した典型的なケースを教えて。

回答

進化論の簡単な説明

進化論は、生物が長い時間をかけて変化し、多様な種が生じる過程を説明する科学理論です。中心となる考え方は、以下の3つです。

変異: 生物はそれぞれ少しずつ異なる特徴を持っており、この違いは遺伝子の変異によって生じます。

自然選択: 環境に適した特徴を持つ個体は、生存と繁殖において有利となり、その特徴が子孫に受け継がれる可能性が高まります。

共通祖先: すべての生物は共通の祖先から進化してきたと考えられています。

進化は、これらの要素が組み合わさって、世代を超えて徐々に起こるプロセスです。

進化論への主な誤解


進化は進歩ではない: 進化は環境への適応であり、「より優れた」生物に向かって進むわけではありません。ある環境で有利な特徴が、別の環境では不利になることもあります。
人間は進化の頂点ではない: 人間は他の生物と同様に進化してきた種の一つであり、特別な存在ではありません。

進化は個体レベルで起こるものではない: 進化は集団レベルで、世代を超えて起こる現象です。個体が一生の間に変化することはありません。
進化はランダムなプロセスではない: 変異はランダムに起こりますが、自然選択は環境との相互作用によって起こるため、方向性があります。

われわれは、進化する=善、劣った者=要らない、と簡単に考えがちだ。



進化論の歴史的悪用
進化論は、社会的な思想や政策に影響を与え、誤用された歴史があります。

社会ダーウィニズム: 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、「適者生存」という概念が社会に適用され、弱肉強食を正当化する思想が広まりました。これは、優生学や植民地主義などの差別的な政策を助長する要因となりました。

ナチズム: ナチスドイツは、進化論を歪曲し、アーリア人種至上主義を正当化しました。これは、ユダヤ人や障害者などに対する迫害や虐殺につながりました。

さらに詳しく聞いてみました。

ナチズムは、進化論の「適者生存」という概念を歪曲し、人種差別と優生思想を正当化するために利用しました。

曲解の内容

アーリア人種至上主義: 進化論を誤用し、アーリア人種を他のすべての人種よりも優れていると位置づけました。

劣等人種の排除: ユダヤ人、ロマ人、障害者などを「劣等人種」とみなし、社会から排除し、最終的には絶滅させるべき存在と定義しました。

優生学: 進化論を根拠に、アーリア人種の「純血」を維持し、「劣った遺伝子」を排除するための政策を推進しました。

主導者

アドルフ・ヒトラー: 彼の著書『我が闘争』には、人種差別的な思想と優生学への傾倒が明確に示されています。

ハインリヒ・ヒムラー: 親衛隊 (SS) 長官として、強制収容所や絶滅収容所の運営を指揮し、ユダヤ人などの大量虐殺を主導しました。

ヨーゼフ・メンゲレ: アウシュヴィッツ強制収容所で、双子や障害者などを対象に非人道的な人体実験を行い、「優生学」の研究を進めました。


メンゲレ

メンゲレについてもう少し詳しく聞くと

ヨーゼフ・メンゲレは、ナチスドイツの優生学思想に深く傾倒していました。彼は、アーリア人種を「純粋」かつ「優れている」とみなし、その遺伝的特性を保護・強化することが人類の進歩に不可欠だと信じていました。

メンゲレの優生学への考え方は、以下の点に特徴づけられます。

遺伝決定論: 彼は、人間の身体的・精神的特徴は遺伝によってほぼ完全に決定されると考えていました。
双子の研究: 一卵性双生児は遺伝的に同一であるため、環境要因と遺伝要因の影響を分離して研究できると考え、双子を対象とした人体実験を数多く行いました。
遺伝病の排除: 遺伝性疾患を持つ人々を「劣った遺伝子」を持つ存在とみなし、断種や安楽死によって排除すべきだと主張しました。
人種差別: ユダヤ人やロマ人を「劣等人種」とみなし、彼らを対象とした人体実験や大量虐殺を正当化しました。

メンゲレは、アウシュヴィッツ強制収容所で医師として勤務し、到着した囚人を労働可能かガス室送りにするか選別する役割を担っていました。また、双子をはじめとする囚人を対象に、非人道的かつ非倫理的な人体実験を繰り返し行いました。これらの実験は、科学的な価値よりも、彼の歪んだ優生学思想に基づいたものでした。

メンゲレの優生学への考え方は、現代の倫理観から大きく逸脱しており、彼の行った行為は人道に対する罪として国際的に非難されています。彼の思想と行動は、優生学がいかに危険な思想であり、誤用された場合に悲惨な結果をもたらすかを示す教訓となっています。

なるほど。メンゲレという人が核心のようだ。さらに調べるにはこんな手がかりもある。

  • 書籍

    • 『メンゲレ 死の天使』 (著者: ジェラルド・L・ポスナー)

      1. 詳細な調査に基づき、メンゲレの生涯と残虐行為を克明に描いた伝記です。

    • 『アウシュヴィッツの双子の物語』 (著者: ルカ・ディ・フォルテ、ルカ・ディ・フォルテ)

      1. アウシュヴィッツでメンゲレの人体実験の対象となった双子の視点から、当時の状況を描いたノンフィクション作品です。

    • 『メンゲレ逃亡』(著者: オリヴィエ・ゲーズ) メンゲレの戦後における逃亡生活と、彼を追跡した人々の物語を描いた作品です。

      1. 新しいウィンドウで開くwww.amazon.com

  • 映像作品

    • 『ブラジルから来た少年』(1978年) メンゲレをモデルにしたヨーゼフ・メンゲレ博士が登場するスリラー映画です。

      1. 新しいウィンドウで開くwww.comunicandosalud.com

    • 『ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの罪-』 (1978年)

      1. メンゲレを含むナチスドイツの残虐行為を描いたテレビドラマシリーズです。

  • その他


遺伝は、その人の能力を決めるのか。ちまたには子どもの能力は9割遺伝で決まるという本もある。
これについてAIはこう答えている。

「人の能力の9割は遺伝で決まる」という主張は、科学的な根拠に基づいたものではありません。

能力は、遺伝的要因と環境要因の複雑な相互作用によって形成されます。遺伝子が能力の基礎となる可能性はありますが、環境や経験、教育、努力なども重要な役割を果たします。

例えば、知能を例に挙げると、

遺伝的な影響は50~80%程度と推定されていますが、残りの20~50%は環境要因によって左右されます。

つまり、遺伝的に高い知能を持っていても、適切な教育や刺激を受けなければ、その能力を十分に発揮できない可能性があります。

また、「能力」という言葉自体が非常に曖昧です。知能、運動能力、芸術的才能など、さまざまな能力が存在し、それぞれに遺伝と環境の影響の度合いは異なります。

「能力の9割は遺伝で決まる」というような単純な主張は、科学的な知見を無視しており、誤解を招く可能性があります。能力は、遺伝と環境の両方の影響を受けて形成される複雑なものであり、個人の努力や経験によって大きく変化する可能性があることを理解することが重要です。

それでも遺伝の影響は無視できないということは間違いなさそう。


本論から少し離れたが、進化論は適者生存、劣等な者は排除するという文脈の中で、意図的に悪用されてきた。

常に意識しておきたいことだ。

以下のサイトから、日本での問題を知ることができる。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhsj/60/299/60_245/_pdf


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五味洋治 Yoji Gomi
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