成長できる環境
一般的に就職して会社に所属すると、部門に配属されます。
経理であったり、営業であったり、生産現場であったり。
そして、その中で仕事を覚えながら成果を出して課長になり、部長になりと出世していくのが一般的です。
またその中ですべてを統括する経営層になるには一般的には容易なことではなくある程度の年月も必要になります。
しかしながら、飲食店には、他の会社における全ての部門が1つのお店の中に集約されています。
・採用と教育
・新商品開発と販売促進
・仕入と在庫管理
・生産と品質管理
・売上管理(経理・財務)
・顧客管理(営業)
・顧客対応(カスタマーサポート)
・クレンリネス(清掃)
等々、会社経営に必要となるほとんどの要素が1つの店の中に集約されていると言えます。
ということは、店長は全てを統括できますので、本人の意識次第では、経営を実践できるということになります。
特に経営における延々のテーマは「人」であったりします。
自分で採用して教育して勤務調整までするわけですから、常に「人」に悩まされることになるわけです。
しかし、その分成長できる機会は多いということになります。
「人」以外でも、経営に必要とされるあらゆる要素を実践で学ぶことが出来ますので、海外留学してMBAを取るよりもよっぽど成長できるのではないでしょうか。
コロナにより仕事を取り巻く環境はかなりのスピードで進化しています。
その中で「就職」ではなく「起業」といったことも身近になりつつあります。
大企業では「30代40代のうちにグループ会社の社長を経験させろ」なんて風潮も増え始めています。
一方飲食店は20代で店長になったり、独立したりすることがしやすかったりします。
大企業の更に前を行っているのです。
マネジメント人材輩出機関としてこれから益々飲食店は注目されてくると思います。
飲食店にはやはり限りない可能性が秘められていると思えるのです。