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新卒入社から新卒起業の時代へ②
昨日は新卒起業のメリットについて記載したので今日はデメリットについて考えてみたいと思います。
過去においては安定していて待遇の良い企業へ就職出来るチャンスはほぼ新卒入社に限られていました。
その為、このチャンスを失ってしまうというデメリットがありました。
希望の会社に就職できない場合は「就職浪人」までする時代でした。
希望の会社に就職できなければ、これまで努力してこつこつと積み上げてきたものが、崩れ落ちてしまうようなイメージがあったのではないでしょうか。
しかしながら今後はそのようなイメージはなくなっていくでしょう。
また、新卒時においては失うものはあるでしょうか。
財産もなく扶養家族もいないという人がほとんどではないでしょうか。
そう考えると、いつでも再チャレンジや就職が出来る時代においては、例え起業して失敗しても失うものはほとんどないと言えるのではないでしょうか。
むしろ起業して失敗した経験が就職に有利に働くかもしれません。
まだ若いので実家で暮らしながら家賃負担を抑えて、再起を図っても良いわけです。
新卒起業の場合は会社に就職した場合の経験や人間関係が手に入らないという意見もあるでしょう。
ただその経験は自分にとって本当に必要な経験でしょうか。
今の時代はそういったことも冷静になって考える必要もあります。
私が新卒入社した会社やその後に転職した会社では素晴らしい方々との出会いがありました。
また貴重な経験を沢山することが出来ました。
それらは今でも自分にとってかけがえのない財産になっています。
ただ、今は時代が違います。
就職しなくても今後の人生において必要となる経験や人間関係を構築していくことが出来ます。
それはインターネットやSNSの発展によるものです。
そう考えるとやはり、「新卒起業」のデメリットはほとんどないのではないかと思ってしまいます。
ただ、他の会社の文化や力学を実体験として経験しておくということも貴重な体験です。
その貴重な体験が得られないというデメリットはあるかもしれません。
ただ、そのデメリットもメリットに打ち消されてしまうのではないかと思えるほど、「新卒起業」のメリットが大きいような気がしてならないのです。