アドバイスはしない
経営をしていると経営者と話す機会が多くなります。
経営がうまくいっているときやうまくいっていない時など、状況は常に変化していきます。
うまくいっている時は人にこういう取り組みをするとうまくいくよとアドバイスしたくなったり、また他の人が経営しているお店に行って改善した方が良い点が目に付いたりもします。
うまくいっていることをアドバイスしたり、気になったこと(改善点)等を指摘することはしないようにしています。
改善点は実は経営者は気づいていたります。
気づいていてあえて理由があって実行していない(できない)ということもあります。
また店の業態や規模や立地環境によっても経営の仕方は変わります。
自分のお店でうまくいっていることが、他のお店でうまくいくとは限りません。
正解はそれぞれの店の中にあり、その正解を見つける為の情報は経営者が一番持っているはずです。
経営者より情報不足な外部の人が経営者が望んでいないのにアドバイスをしても、それは「余計なお世話」ということにもなりかねません。
自分は良かれと思ってしていることでも相手にとっては良かれではないということです。
常にアドバイスには慎重であるべきだと思います。
逆に良い点や勉強になった点は積極的に伝えるようにしています。
「良いと思ったので自分のお店でも取り入れさせていただいても良いですか」と聞くこともあります。
良い点は伝えられた方も嬉しいですし再認識する良い機会になります。