見出し画像

複数拠点生活のすすめ②

昨日は複数拠点生活が進んでいくと予想される背景とそのメリットについて説明しました。

その中で実家を拠点の一つにするというという選択肢があることも記載しました。

私も2008年の起業に伴い福岡に移住してからしばらくは、年に1回〜2回程度帰省するという生活でした。

当時は母と祖母が二人で実家に暮らしていましたが私の起業のタイミングで祖母が亡くなり、母が実家で一人暮らしをしている状況でした。

それまでは、私も近くに住んでいましたし、祖母も生きていましたので母も寂しくなかったかと思います。

急に一人になった感じでしょうか。

当時はあまり意識していませんでしたが、それからしばらくして、「両親や祖父母とと離れて暮らしている場合、年に1〜2回しか会えないとしたら、仮にあと20年生きたとしても20〜40回しか会えないということ」と誰かに言われ、急に残された時間の現実を突きつけられた気がしました。


そして、それからは年に3〜4回は意識して帰省するようにしました。

ただし、起業してから軌道に乗るまではそんな余裕もありませんでした。

そんなこともあり、コロナで一気にリモート環境が整備されたということもあり、今では実家に帰省するということではなく、複数拠点生活という観点でかなりの期間を実家に滞在してそこで仕事するという生活に切り替えました。

実家には余っている(使っていない)部屋もあったので、そこを事務所仕様に自分で改装して、今ではかなり効率的で快適なワークスペースとなっています。

母にも家賃を払ったり、生活の手伝いをすることで喜んでもらうこともできます。

母はまだまだ元気で現時点で介護の必要はありませんが、病気になってからではなく、元気なうちから一緒にいる時間を確保するという考え方もあります。

病気になって、体力的にも弱まってからでは、移動も困難になり旅行なども行けなくなってしまいます。

コロナにより色々な環境変化が一気に進んだ今だからこそしやすくなったこともあると思います。

その一つが「大切な人(家族等)との時間を確保する」ということではないでしょうか。

実家に空き部屋があるケースも多いのではないでしょうか。

その空き部屋をワークスペースに改装してみてはいかがでしょうか。

そうすればこれまでの仕事をしながら両親との時間をこれまで以上に確保出来るようになるのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?