「ハローワーク」→「ボクシング」→「郊外のカフェ」
朝ごはん
自分でのヨーグルトを作って食べています。
ですが、がんの宣告を受けたときに、
妻から
「乳製品はできるだけ避けた方がいいわね」
とアドバイスを受けました。
ならばと「豆乳」で作ったのですが、
これが美味しくない。
そこで、ココア味のプロテインを入れてみた。
「強い子のミロ」みたいな味になりますが
まあ食べやすくはなりました。
さらに二種類のグラノーラをざらざらーっと投入。
うーん
カラダが求める健康と
キモチが欲する嗜好との
ムリやりな化合物。
悪くはないのですが
あまり美しくない食べ物ですね。
さて、失業中の「前期高齢者」
今日は必要な書類を整えて、
ドキドキしながら初めての「ハローワーク」へ
2時間ほどかかりましたが、この日やったのは結局「登録事務」だけ。
これからはPCを使って自宅で仕事を探すことになります。
しかもコロナ禍の最中ということで、
次回の面談は「電話で」ということになりました。
それでも、これも「就職活動」とカウントされるようで、
失業保険の受給が開始になるとのこと。
よかったです。
お昼を食べずに、「ボクシングジム」へ。
定年退職した60歳で始めて、もう6年になります。
会長に、ミット打ちを受けてもらった後、若い選手とリングへ。
「マスボクシング」は顔面や急所を打たないスパーリング。
ですが、時々つい顔面にパンチを入れてしまう。
今日は相手と同じ方向にダッキングしたために頭がぶつかり、
ちょっと危なかったです。
私は周りから「温厚な性格」とみられることが多く、
自分でもずっとそう思っていました。
けれど、ボクシングをやるうちに「あれ?」と思い、
意外な発見と思って妻に話したら
「あなたはすごく勝気な人でしょ。気づいてなかったの?」
と呆れていました。
高齢者になっても、自分のことはわからないものですね。
遅い昼ごはんを食べていたら、妻から
「娘とカフェでお茶するんだけど、
よかったら来ない?」
とLINE
郊外の駅で降りて、
Googleマップを頼りにカフェさがし。
見つからないので、iPhoneをカバンに隠し、
「迷子になった老人」のフリをして
下校中の高校生集団に教えてもらいました。
カフェの重いドアを開くと、品の良い香り
小さな書店を兼ねた店舗です。
木の階段を上がると
余裕を持ったレイアウトで
古びたテーブルが並び、
上にはひとつひとつ色と形の違う
レトロなガラスの照明
そして手作りの飲み物とお菓子
お互いのお菓子を食べ比べしながら
娘に最近見た映画の話をすると、
「見ようかな」
と言ってくれました。
このカフェ
雰囲気はいいし、食べ物は美味しいし、
値段の高さ以外、特に文句はないのですが、
提供された「余裕」や「豊かさ」の裏側に、
どうしても「投資」とか「客単価」といった
経済的な計算を感じてしまい、
私は、芯からくつろぐ事ができませんでした。
まあ、単に「貧乏性」なんでしょうけれど。
夕暮れの駅で娘と分かれて、
妻とふたりで帰宅。
これから料理をする気力がないので、
駅地下で買ったチキンカツに昨日のカレーをかけ、
妻が炒めてくれた大根の葉を添えて
簡単な夕食。
もう、お腹いっぱいです!(笑)