寄付金は必要か

　4月19日はヴィクトリア朝のイギリス政党政治を牽引したベンジャミン・ディズレーリの忌日です。イギリスでは記念日にもなっています。今日はディズレーリの言葉を。「あなたが他人にしてあげられる最も偉大なことは冨を分け与えることではなく、その人の中にある素晴らしさを示してあげることです」

　20代で破産して紆余曲折を経て政治家になった苦労人のディズレーリ。浮つかない性格でヴィクトリア女王の信任極めて厚かったといいます。

　このご時世なので、社会維持のため富裕層の寄付などは極めて重要です。それを否定するつもりはありません。強調したいのは他者の美点を認識させる事には非常に高い価値があるということです。寄付金は一度もらったら効用はその場で終わる一時的なものです。また、お金を使ったらおしまいです。しかし、自分の美点を理解して認識すれば自己受容ができて前に進みやすくなります。その結果多くのことを成し遂げる可能性が高くなります。

　今日も良い一日を。
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