昭和な雰囲気ぷんぷん。街歩きが楽しい渋温泉。
(引き続きのコロナ禍です。お出かけには細心の注意と心配りをお忘れなく…。)
旅に出る目的はいろいろ。綺麗な景色、買い物、ドライブ、スポーツ、アウトドア、冒険…。タイムスリップ感覚もまた旅の目的になると思いませんか。ある程度歳を重ねると、現実の時間から離れ違う時間の中に入り込み実生活の疲れを洗い流せる感じがしませんか。
さて今回は、長野県の山の中のひっそりとしたひなびた温泉街、渋温泉へ。昭和時代にタイムスリップしてきました。ちょっと大きめな温泉地の湯田中温泉のお隣。狭い道路に沿って小さな旅館が肩よせあって並んでいるこぢんまりとした温泉街でした。
到着は日がとっぷり暮れ周囲が暗闇に包まれた中でしたが、街灯に柔らかく照らし出される街中に入り、過去にタイムスリップした感じです。
夜の街中の景色は昭和の世界。LEDではなくやわらかなアンバー色の電灯のほうが似合う街並みでした。
温泉街には小さな外湯がたくさんあり、外湯めぐりができます。旅館によっては回数券付きプランもありましたよ。
温泉街の中ほどまで歩くと、ライトアップされた立派な木造建築のお宿があり、さながら「せんと千尋…」の世界観。
さて、本日の私のお宿は小石屋さん。ここは廃業となっていた古い旅館を改装し復活されたレトロモダンなお宿でした。街並みに合っていました。お若いスタッフさんに支えられている感じでした。
お部屋は昔のままなのでしょうか、とても懐かしい和室のつくりです。一階には素敵なカフェバーがあり、お酒を嗜むによい雰囲気。淡い灯りが落ち着いた雰囲気。内風呂はなく、外湯巡りをするかお隣の湯田中温泉まで送迎いただき「湯田中温泉よろずや」さんなどで大浴場に入れます。今回はよろずやさんに送迎いただきました。
よろずやさんも昭和レトロ。圧倒的な木造内装が重厚で、入り口から圧倒的な雰囲気で目に飛び込んできます。調度品も内装に合っていて、お風呂上がりにぜひ1〜2階のホールを見学いただきたい。
翌朝、明るい渋温泉の街中を歩きました。
夜と違う景色ですが、穏やかな風景は夜と同じ昭和でした。
夏は、ラムネ、カキ氷、スイカ、団扇、ステテコ、麦わら帽子が似合う。蝉の鳴き声や秋の虫の鳴き声がしっくりくる街の風景でした。
やはり昭和な雰囲気で時間がゆっくり流れています。
温泉街の端までのんびり歩いてきたら、最後にお寺にたどり着きました。
日光で有名な見猿聞か猿言わ猿の像があり、その真向かいには秩父神社にいる真逆の"みるきくしゃべる"お猿さんと同じ三猿がいました。臭いものには蓋をする昔ながらの社会風潮を示す3猿と、ネット社会らしい情報共有的なオープンマインドの3猿。
対比するとなんだか面白いですね。
yoitenki4110
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