チームメンバーのスキ・トクイを見える化した話
株式会社 ROXX の back check プロダクトマネジメント (以下、PdM) チームの Shohei です。こんにちは。
PdM チームが編成されて半年以上が経ち、直近新たなメンバーを迎えたこともあり、チームの相互理解を深めるためのレクリエーションを実施することに相成りました。
多様なバックグラウンドを持ったメンバーで構成されているチームのため「実はこんなこともできます」なんていう隠し玉も期待しつつ実施しました。
この note では実施したレクリエーションの選定理由と成果、アレンジを少し加えた部分についてお話しします。
レクリエーションの選定
目的の整理
まずは今回のレクリエーションの実施目的を言語化しました。
note さんのデザインチームでの取り組みを TTP (徹底的にパクる) させてもらいました。「堅苦しくないアウトプット」「視認性が高い」「楽しそう」という理由でスキ・トクイチャートを選定しました。(フレームワークに正式な命名がないようなのでそのように呼ばせてもらってます)
補足
開発チームでは以前よりドラッカー風エクササイズを実施しており、対チーム観点での個人を知る方法として有効な手段だとは感じていました。
弊 PdM チームはメンバーの担当案件が分かれていることもあり、対チームの色合いは薄めにし、各個人にフォーカスしたアウトプットを期待してこちらを採用しました。
準備と当日の手順
事前準備
ツールはチームが普段から使い慣れている miro を選定しました。
当日に全員でチャートを書くという流れも考えましたが、事前に試してみたところ書き始めるまでの取っ掛かりが見つけづらい懸念があったため、チャートの作成は宿題形式にし、当日は各々が書いたことをを発表していく流れとしました。
各メンバーを多面的に知り合いたいと考えて、パーソナルなこととお仕事のことという2つのチャートを書いてもらうことにしました。レクリエーションの説明書き、いくつかのサンプルラベル、完成のサンプルチャートも配置して書き始めやすいような工夫も設けました。
当日の手順
1人あたり10分ほどの持ち時間で、自身のチャートについて発表していき、聞いている人たちはチャート下のエリアにリアルタイムで感想・コメントを書いていきます。
進行役はファシリテーター1名、タイムキーパー1名としました。
完成図
チーム全員のスキ・トクイチャートを並べると下の図のようになりました。全体を俯瞰してみても数自体の差が出たり、チャートの偏りの傾向にも違いが見えていて興味深い結果になったなと思います。
私の書いたチャートはこのようになっています。note さんの例と同じように赤いラベルは向こう3年のうちにトクイに持っていきたいものを指しています。
まとめ
メンバーからのコメントとチャートを照らしてみると、本人はマダマダだと思っていることが周りからはトクイだと認識されていたり、スキキライのほうにも同様の傾向があり自己認知のズレに気付く機会にもなりました。
自分をさらけ出すレクリエーションはそれ自体が敬遠されたり、負荷が高いものもありますが、このフレームワークは当初の「堅苦しくないアウトプット」「視認性が高い」「楽しそう」という期待通りの結果になったなと思います。
今後は note さんのように定期更新もかけていきたいなと思います。