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ホントはヒミツにしたいお気に入りの場所~山梨県・湯島の湯~

三島に引っ越してから、山梨県が近くなったように感じます。
新東名・清水ICから国道52号で北上すると、すぐに山梨県南部(峡南地域)に入るからです。
最近は中部横断自動車道もできて、新東名・新清水JCTから中央道・双葉JCTまでつながって、より便利になりました。
個人的にはトンネルが多い対面交通の高速道路は好きじゃないので、急ぎでなければ国道52号で行くことが多いですが。

下部温泉早川ICで降りて、「早川」に沿って「南アルプス街道」を山の中に入っていくと、西山温泉・湯島の湯があります。
この街道沿いには名湯・秘湯が点在する「ザ・温泉街道」です。
日本を横断する大断層「糸魚川静岡構造線」沿いに温泉が点々としていて、それぞれ泉質が異なります。

元小学校をリノベして5棟のコテージが広いグラウンドの端に建てられています。

右側の建物が温泉施設、左側の建物は宿泊コテージ


ここの温泉が大のお気に入り。
源泉かけ流し、Ph9.8の高アルカリ泉、温度は40℃前後でぬるいので、ゆっくりつかれます。
お肌がすべすべになって、化粧水をつけるの忘れるくらいです!

浴場はなんとシャワーはなく、源泉が木の樋を勢いよく流れているところを手桶ですくってかけるというシステム。
他では見たことありません。

ここから源泉がゴボゴボ湧いていて、木の樋を流れていきます
柄杓で飲むこともできます
源泉は露天風呂に流れこんで、かけ流し

内湯はなく、露天風呂のみ。
5~6人は入れる大きなお風呂と、1~2人で入るくらいの小さな湯舟。
週替わりで男女入れ替えで、木の湯舟か地元産の硯石を使った湯舟。

木でできている大きな湯舟
もう片方の浴場は石の湯舟

地元のおばあちゃま方がご常連さん。
だんなさんには先立たれた方が多いらしく、ここで1時間ほどおしゃべりするのが楽しみなのだとか。
みんな80代後半というけど、温泉のおかげが持病もなく、元気に農作業しているそう。
お肌もつやつや。

硯石をくりぬいた小さい湯舟
もう片方の浴場は木の湯舟

コテージは完全自炊式、冷蔵庫・電子レンジ・キッチンが完備しています。
毎回、食材を持参して、外でバーベキューや燻製作りを楽しみます。
夜は焚火や花火、天気がよければ星もみえます。
6月にはホタルも飛んでます。

真夏は日中30℃くらいにはなりますが、朝晩は20℃前後。
エアコンはないけど大丈夫。

10年くらい前から冬以外、月に1回は訪れ、もう30回になります。
我が家の別荘のようなものです。

キャンプやテントは苦手なんですが、ちゃんとお布団で寝られるし、トイレもウォシュレット付き、扇風機もこたつもあります。

6畳の和室
キッチンには家電製品も完備
扉の奥はトイレ
清潔なキッチン
お皿や鍋もあります

しかも外での食事は自由。
キャンプと民宿のいいとこどりみたいな感じ。
しかも宿泊中は温泉は何度でも入り放題!

コテージの前にテーブルと椅子を出してバーベキュー

一般にコテージは大人数向けで金額も高いところが多いのだけど、ここは2人で泊っても1泊10500円。1人の値段じゃなく、2人での部屋代です。
いつも2泊はします。

1日目はバーベキュー。
2日目は敷地から1歩もでないで、朝から燻製作り、そしてビール、ワイン、温泉、夜はバーベキュー、焚火で呑む。
ダメ人間の至福の1日です。

塩サバとホタテの燻製
チーズと竹輪の燻製
手羽の燻製
夜は焚火でウィスキー


こんないいところ、ホントはヒミツにしたいところだけど、こそっと教えちゃうね。



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