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八戸東和薬品株式会社/代表取締役社長/髙橋巧

記念すべき第一回目のインタビューは、青森県八戸市を中心に活動する八戸東和薬品株式会社、代表取締役社長の髙橋巧さんです。

八戸東和薬品株式会社
八戸東和薬品株式会社は、いつもあなたの選択肢を広げるための企業です。
ジェネリック医薬品の販売を中心に事業を行っています。
そこから派生して、流通〜社内システムのコンサルティング業務まで、ビジネス領域の選択肢までを提供しています。
すべて、あなたが考えていることを実現させるために、方法を選び、ソリューションを創り出します。
その手段の一つがジェネリック医薬品の取り扱いであり、私たちの誇るシステムです。
「八戸」を中心に新しい選択肢を創り出し、あなたの世界を少しだけ広げるお手伝いをいたします。

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八戸東和薬品㈱ 代表 高橋巧
1980年生まれ。大学卒業後、花屋に就職。生け花を習いながら修行。
2006年 父親が創業した八戸東和薬品㈱に入社。
2012年 事業承継により代表になる。
2012年 セル生産方式を用い数々の大手メーカーを「カイゼン」してきた㈱YANAI総合研究所の箭内氏から学び自社に取り入れる
2013年 新製品の売上全国でTOP10に入る
2015年 クラウド導入開始
2018年 
一般社団法人クラウド活用・地域ICT投資促進協議会様主催
総務大臣表彰全国クラウド大賞八戸大会
八戸市長賞受賞
発表内容「クラウド活用でたいせつなこと」
2022年 青森県おいらせ町にて、天然温泉を利用した短時間型デイサービス事業を開始

では、インタビューを始めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
(髙橋)よろしくお願いいたします。

ー大学卒業後、御父上が経営している八戸東和薬品ではなく、花屋に就職したのはなぜでしょうか?
父が、会社を創業していたこともあり、自分でも独立して仕事をしたいなと思っていたので、花屋さんに就職しました。

ー花屋だったのはなぜでしょうか?
就職する直前にニュージーランドのクライストチャーチに行ってました。クライストチャーチは、ガーデンシティと呼ばれるくらい緑や花が豊かなんです。そこで花や庭に感動してしまいまして。花屋さんもいいかなと。

ー花屋さんでの仕事で記憶に残っていることは?
花って、一つ一つ向きがあるんです。
花には個別性があり、花束のようなカタチでそれぞれの花が合わさったときは感動しました。
一つでも花は綺麗なんですが、それらが合わさったときは各々がさらに輝いて全体がもっと綺麗になる。それでお客様が喜んでくれるのは、心に残ってますね。嬉しかったです。

ー当時はどのような音楽を聴かれていましたか?
特定のアーティストを聴くのではなく、薄く広くですね。
強いて言えばポストパンクと呼ばれていたものを聞いていました。

ー2006に八戸東和薬品に入社されていますがきっかけは?
札幌の花屋を辞めるタイミングで、父が倒れたので八戸に帰省しました。
その時に初めて父と八戸東和薬品という会社のことを話し合いました。
札幌から八戸にUターンし、その後は八戸の花屋さんで働きながら、お金をためて独立しようと考えてたのですが、父から、仕事を手伝えと言われたので、手伝いくらいならと了承。
バイトだと思っていたら、初日から社員になっていました。仕組まれてましたね。(笑)


ー入社後の仕事内容は?
半年くらい、販売先への配達の仕事をしてました。
その後は営業ですね。

ー2012年に事業承継されていますが、事前にこの時期と決められていたのでしょうか?
いえ、いきなりでした。
会長(父)は、「結婚したら専務で、子供ができたら社長かな」と軽く言っていて、本気にはしていませんでした。
実際に私が結婚し、子供ができたくらいに、決算で社員の皆さんと食事に行った際に、いきなり会長が「来期から巧(髙橋社長がやります」みたいな感じでした。私自身は「えっ!」ってなってましたね。

ー10年経営をされていて、大変だったことは?
みんな仕事やビジネスについて、よく分からない状態で、それが大変でした。教えてくれる人や聞ける人が誰もいなかったので。

ー良かったことは?
国策でジェネリック医薬品市場がのびていたことですね。

ーうれしかったこと・苦しかったことは?
自分たちで考えて行動して、結果が出たときはうれしいですね。
お客様に喜んでいただけるのもうれしいです。
苦しいのは毎日です。

ー毎日苦しいと普通は逃げたくなったりすると思いますが、経営に対するエネルギー源は何でしょうか?
覚悟があることと、やりたいことがあることですかね。

ー覚悟はいつ決まったのでしょうか?
40歳くらいですね、最近です。色んなことに動じなくなったのは。
僕みたいに理屈で考えるタイプは、覚悟ができるのに時間がかかるタイプなのかもしれません。

ー地域とのかかわりやつながりはあるのでしょうか?
正直なところ、あまり多くはないですね。BtoB企業なので。
ただ、薬剤師志望の学生の見学受け入れだったり、企業の見学受け入れなどはしてきました。

ー地域に対しての自社の役割は?
仕事が社会のインフラなので、その仕事を全うすること。
そして、社員の皆さんを幸せにすること。

ー今後のビジョンをお聞かせください。
100年後も続くようなクラシックな会社をつくることです。

本日はお忙しい中お時間をいただき、本当にありがとうございました!

編集後記
インタビューをしている中で、ポイ捨てされてるゴミを誰かが拾ってくれているから世の中は成り立っていて、そこを素直に拾える人でありたいとおっしゃられていたことが印象的でした。地域や社会に対しての当事者意識や責任感を感じました。


八戸東和薬品株式会社HP
https://www.hachinohe-towa.com/


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