ベルリンでドイツ語を真剣に勉強したら、友達はできなかったけど仕事はできた

こんにちは、西荻ぷれまのイシイです。

先日、先代の仕事を継いだときの記事を書いたのですが、その時に少し触れたドイツ留学の経験について書きたいと思います。

先代はドイツ人との通訳、現地に行っての映像撮影、両国の個人、団体のコーディネートなどをしていました。その仕事を継ぐにあたり、一般会話をスラスラと話せるくらいのドイツ語を習得する必要がありました。

しかも、先代が予定していたドイツでの仕事先の打ち合わせ(当然全員ドイツ人)が3ヵ月後にあり、早急に習得する必要がありました。(当時はリスケするという発想がなかった笑・・)

そのために僕は、先代が亡くなってから2ヵ月後の2017年12月から、ドイツのベルリンにわたり、約2ヵ月間語学学校に通いました。

語学学校でのスケジュールは、

8:30~12:00 授業

1限目が文法、2限目がコミュニケーション中心、5~10人くらいの授業。

12:00~16:00 昼食~自習

空き教室、PC室が自由に使えるので使える場所を探して翌日の宿題や自習をしてました。

16:00~18:00 課外プログラムに参加

学校が提携?している美術館、博物館、スポーツ観戦などのイベントにガイドさんがついて連れて行ってくれて体験する。

参加自由(要申し込み)、価格は通常の半額以下(無料の時も多い)

という感じでした。

※この語学学校、相場よりは割高な学費でしたが「PC・Wi-Fi・空き教室使い放題」「課外プログラム」というサービスはほかの学校にはなく、僕にとってはとても良い環境だったなとおもいます。


ご覧の通り学校にずっと入り浸っていたので、同じプログラムに参加したり授業で会ったりで、いろんな国の人(ドイツ人以外)と知り合いました。

そこで面白かったのが、授業以外はみんな英語で話しているということでした。考えてみれば当然ですが、「すぐ仲良くなろう」「友達作ろう」と思ったら拙いドイツ語より英語が楽ですよね(「日本人はすぐ日本人でグループを作る」と言われたりしますが、それは英語も自信がないから日本人だけで固まるので、本質はほかの国の人も一緒だなと感じました)


そこで顔見知りになった人たちが、僕にも英語で世間話を振ってくれるんですが、僕は「3ヵ月後、ドイツ人との打ち合わせが出来なければ仕事を失う」という状況だったので最初からドイツ語でしか話す気がなく、どんなに時間がかかっても、内容が伝わらなくても、ドイツ語でしか答えませんでした。相手が日本人でも関係なくです笑


その結果、「なんだこのノリの悪い日本人は」と、どんどん周りから人がいなくなっていきました。夜に遊びに誘ってくれる人もいなくなったので、すぐ家に帰るのでホストファミリーとの時間が増え、ドイツ語を学ぶ時間が増えました。


そんな生活を2ヵ月続け、僕にとっての入学試験である打ち合わせを迎えました。そこでは先代の事業を継承したことを報告し、これからの仕事について意見を交わしました(マジで必死でしたが笑)

打ち合わせの後、その場にいたドイツ人から「ヨウ、お前どれくらいベルリンで勉強したんだ?」と聞かれ、「3ヵ月だ」と答えると「ウソつけ!もっといただろ?」と笑われたので、一応合格ラインには達したのかなとホッとしたのをよく覚えています。


うまくまとめられないけど、この時の感覚を常にもって、毎日少しずつ自分のレベルを上げていく感じで生活したいなぁって思ってます。


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