バスでのやりとりから信用について考える
こんにちは、西荻ぷれまのイシイです。
先日バスに乗ったら、こんなやり取りを見ました。
小学生の頃、習い事のためにバスを使っていたけどSuicaのチャージを忘れていて手持ちもないときに、口には出さないけど「あぁ、君ね」という感じで特別に乗せてもらったときの運転手さんの救世主感たるや・・!
(もちろん後日お支払いしました)
実は以前、飲み屋でバイトしていたときに、「初めて来たお客さんのお代をもらわずに帰す」という、「運転手さん側」の体験をしたことがあります。
僕が一人でシフトに入っていたときに、Mさんという人が店に飲みにきてくれました。
Mさんはその日が人生で初めての西荻一人飲みだったらしく、うちのお店に来きたのも初めてでした。うちの雰囲気が気に入ってくれたのか、かなり飲んでいただいたあと、「カード払いで」と言われたのでカードを通したのですが、機械がうまく読み取れませんでした。それを伝えてMさんが財布を見るも、手持ちもない・・・
「どうしよう・・」とMさんが困っていたので、ぼくは
「今度払いにきてくれるんですよね?じゃあいいですよ」と帰してしまいました。
「えっ??いいんですか・・?」と言いつつ、Mさんは申し訳なさそうに帰っていきました。
横にいた常連さんからは「いやイシイくん、もうちょいちゃんとしないと〜」と言われましたが、相手が「今度来て払う」と言ったのでただそれを信じました。
その翌日、Mさんは約束を守って支払いをしにきてくれて、その後もちょくちょく飲みにきてくれました。
バスの運転手さんも僕も、毎日バスに乗る小学生の様子や、楽しそうにお酒を飲むMさんの姿を見て、どこか根っこのところでその人を信じたんだと思います。
「この人なら約束を守ってくれるだろう」という、心の根っこにある感情からくるこの相手を信じる行動がぼくはやっぱり好きです。
みなさんから信用してもらえるような人になりたいし、相手のことをまず信じてみるという姿勢で人と付き合っていこうと、漠然とですが強く思う今日でした。
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