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追伸、月子です。〜月探検〜    No.4

右乳房石灰化。

早急に乳腺外科を受診してください とあったのは8月中旬のこと。

健診を受けてから2週間程だろうか。結果がこんなに早く届くとは思っておらず驚いたのを覚えている。

深刻さが増したのは 紹介状を持ち 病院を初めて受診した9月あたま。マンモグラフィの再検査と超音波を受け 診察してもらったときだ。

あちらこちらにある白い点。
右乳房だけではない。左にもある。
良性のものもあるが ほとんどは検査もできない程ちいさく 良いものか悪いものかもわからない、という。

3ヶ月おきに同じ検査を1年続けていきましょう。
痛みがあれば予約をすっ飛ばしてすぐに来てください。と言われた。

思ってもみなかった。
私が病院通いだなんて。
未知のモノと 共存していくことになるなんて。
白黒はっきりしないまま 付き合っていかなければならないとは。

不安と恐れから 涙が出た。
涙をこぼしながら 鼻をすすりながら ひとり 病院の喫茶店でランチの時間を過ごした。
そんななかでも しっかり定食を腹に蓄えれるだけの元気はあるところが 月子の強みだと思う。

それに落ち着いてよくよく思ったのは、ラッキーだということ。

夫の扶養に入っていたおかげで 婦人科健診を受けられたからだ。しかも無料で。こんな機会がなければ今も放ったらかしのままだったと思う。

それと状態のこと。
良いものかもしれないが 悪いものかもしれない。
まだ決まっていない ということ。
そのどちらかもしれないし どちらでもないかもしれない。子宮の出来物のように消えてしまうことだってあるかもしれない。

いずれにせよ、月子は信じている。
どう転んだとしても 自分ならうまくいく!
すべては体験だ と。

そこから 月子の内への月探検がはじまった。

これからどう生きたいのか。
なにが好きで なにをしたいか。
自分の在り方とは。

これは、この変容に出逢うための 起こるべくして起こった 出来事だったのかもしれない。

宵のマリー☪

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