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【夏の怪談と邪気祓い】〜注意点とケア方法〜③

【夏の怪談と邪気祓い】〜注意点とケア方法〜①では、
・人は何故,怖いものに惹かれるのか。
・パワースポットとマイナススポットについて
・夏に注意するポイント

【夏の怪談と邪気祓い】〜注意点とケア方法〜②では、邪気祓いのケア方法【前編】をお伝えしました。

【夏の怪談と邪気祓い】〜注意点とケア方法〜③では、邪気祓いのケア方法【後編】をご紹介します。

☆日常生活でのケア方法

例えば、ご葬儀では、集まる方々の「悲しい気持ち」「やるせなさ」などの感情や想念が充満している場合が多いため、家に入る前に、お塩で清めて手を洗ったり、口をゆすいだりすることで、その場所に参列する中で纏った空気感のうち好まないものを家内(やうち)に持ち込まないようにするとされています。
(この「穢れ(けがれ、気枯れ)という考え方は神道にみられ、仏教やキリスト教には基本的にしないとされています。宗派により違いますので、感情を整える、清めると捉えてください。)

また、何度も事故や事件がおきる場所には、環境自体に原因があるだけでなく(道幅や障害物で周囲が見にくい、死角が多い、など)、過去の被害者や加害者の想念(悲しみ、恐れ、嫌悪等)が積み重なって停滞している可能性があるため、そのような場所を通過する際には『気をつける=危機の予兆や違和感に敏感になる』ことを意識するとともに(但し、過度な心配や悪いイメージに偏りすぎると逆効果なので「一応、注意しとこ」くらいの感覚でOK)、リフレッシュする香りを鼻の近くで嗅ぐ、身の回りの空間に噴霧するなど、香りを使った「気付け」を行うことが回避策となります。(前回の邪気祓いのケア方法【前編】の方法ももちろん有効です)

☆上記のような場所を離れた後も違和感が残る時の対処法

①海の塩をたっぷりと頭肩、腰、腕、腹、お尻、そして足の裏までしっかりと塗り付ける。
冷水で強烈に流す。(寒い時はほどほどの温度でも良し)
その後、湯船に浸かり、温まる。
*この時に、掴みの塩、カップ1の日本酒を湯船に溶かして入浴するとさらに効果あり。湯船から上がったらお湯を全部抜いて、邪気を浴槽に残さないようにすることもポイント。(仕上げにお水で浴槽を洗うと、カビも生えにくくなり除菌効果も期待)
②入浴後、自分の大好きな香りを使って、感情を整える。
③熱めのココア、葛湯、もしくは抹茶、濃いめのお茶などを飲む。心に寒気や焦燥感のようなものを感じる場合には少し甘いものを食べてもOK。

以上で、意識をクリアにするとともに、体全体や胃、お腹に温かみを感じ、心身を整え、元気を取り戻す作用が期待できます。

コーヒーや紅茶がお好きな方も、お時間がある時には、ぜひ上記の①と②を合わせて行ってみてください。

「胃の腑(胃袋)」は生理学的には消化器官ですが、東洋医学では感情が詰まったようになる時は、胃の腑が、大和言葉(外来語が入る前からの日本語)でいう『結ぼれる*』状態になっていると考えられ、気も滞り詰まっていることが考えられます。
*むすぼれる:もつれて絡まったり、心にわだかまりが生じている有様

舌に感じるとろみや軽い甘味、緑茶の特有の緑を感じる香りだけでも、この胃の腑の窄まり(つぼまり、すぼまり)を解消する効果が期待できますが、塩やお酒による浄化作用、温冷浴による自律神経の調整、嗅覚を用いたリラックス方法を組み合わせることで、より効果を実感しやすくなります。

これは休憩時間や就寝前にスマートフォンをつい長時間操作してしまっていたり(SNSを見すぎてしまっていたり)、日中が繁忙であったため交感神経が優位に傾きすぎたり、脳疲労がとれないような時にも、おすすめです。

上記のような行程により、香り(嗅覚)や味わい(味覚)、手に触れる温度(皮膚感覚)といった身近な各感覚刺激から、深部感覚(内面の体温、内臓感覚)といったより複合的な感覚のハーモニーを感じたり、
リラックスしつつも意識が明瞭になることで、ココアや抹茶を練る音(聴覚)、器からの湯気を眺める感覚(視覚)、呼吸がゆっくりと深くなっている過程・・・といった、より精妙な五感への気づきが広がったり、自らをさらに癒したり悦ばす方向に意識が向かう(潜在的に望んでいることや状態を思い出す)きっかけになりますのでぜひお試しください♪

おまけ)言霊の力での対処法

普段から使っている挨拶にも「お守り」の意味があります。
日本語の『いってらっしゃい』『いってきます(再び戻ってきます)』、『ただいま(帰りました)』『おかえりなさい(よく、帰ってくれました。外界の異物等を持ち込んでしまいそうな際には、ここから中には入らず去ってください)』など、
言霊の中にお守りの意味が含まれているので意識して使ってみてください。

一人暮らしの方でも、出かける時には『いってまいります』、帰ったら『ただいま』と口に出すだけでも、自分の身体はそれを聞いていますから、オン・オフのスイッチとしてお使いになることをおすすめします。


ここまで、3回に分けて夏の風物詩の一つでもある肝試しや怪談にまつわるお話から、注意点とケア方法について書いて参りました。
心霊的な話だけでなく、日常でもヒヤッとする瞬間や場所、心身の不調や違和感に遭遇した時にも、ちょっとした対処法で心に余裕を保てることを実感していただければとても嬉しく存じます。

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