しおり〜富山・立山黒部・松本・諏訪・上田・妙高高原【6泊7日】 中編 その1
前編 その2
【3日目:黒部観光】
4:20 室堂ターミナル屋上展望台
星空観察:約10分
5:35 室堂平
散策:約1時間
「すめ神の うしはきいます 新川の その立山に 常夏に雪降り敷きて帯ばせる 片貝河の 清き瀬に 朝夕ごとに 立つ霧の 思ひ過ぎめや」
(国の神が鎮座されている新川郡のその名も高き立山には夏だというのに雪が降り積もっていて山裾を流れる片貝川の清らかな瀬に朝夕ごとに立つ霧のようにこの山を忘れることなどあろうか(いやない))
8:20 室堂ターミナル
8:30 室堂 → 8:37 大観峰;トロリーバス
8:40 大観峰
”「貫光」の「貫」とは時間を「光」とは宇宙空間、大自然を意味する”とのことで”中部山岳立山連峰の大障壁を貫いて富山県と長野県とを結ぶことにより日本海側と太平洋側との偏差を正して国土の立体的発展をはかりもって地方自治の振興に寄与せんとする(以下略)”という高邁な理念のもと1965年12月25日に設立されたということでした
8:50 大観峰 → 8:57 黒部平;立山ロープウェイ
9:00 黒部平
9:10 黒部平 → 9:15 黒部湖;黒部ケーブルカー
9:15 黒部湖
徒歩(やや早足)にて移動:約8分
9:23 黒部湖遊覧船ガルベ
乗船:約30分
徒歩にて移動:約10分
10:15 黒部ダム
見学:約40分
1945年以降、日本の電力需要のほとんどは水力発電所により賄われていましたが渇水になると停電が相次いだということです
関西地方では、1951年の秋に深刻な電力不足に陥り一般家庭で週3日の休電日が設けられたそうですが実際は連日のように停電していたということでした
この電力不足に対する決定的な打開策は黒部ダム建設以外にはないということだったのですが・・・
1956年8月に始まった工事は、当初は極めて順調に推移したのですが1957年5月、扇沢の坑口から1700mほど掘り進んだ地点で岩盤の中で岩が細かく砕け地下水を大量に溜め込んだ軟弱な地層である破砕帯に遭遇します
摂氏4度、最大毎秒660リットル(水深40mの水圧相当)の地下水と大量の土砂が噴出し掘削作業は中断せざるをえない状況に陥りました
現場では破砕帯の規模を割り出しありとあらゆる対策を講じた結果、破砕帯の水量は徐々に減り、ようやく本坑の掘削が再開、1957年12月破砕帯突破に至りました
破砕帯の長さはわずか80m、これを突破するまで実に約7ヶ月もの月日がかかりました
11:05 黒部ダム → 11:21 扇沢;関電トンネル電気バス
12:00 扇沢 → 13:45 長野駅東口;特急バス
13:50 長野駅
レンタカーにて移動;約1時間30分