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しおり〜富山・立山黒部・松本・諏訪・上田・妙高高原【6泊7日】 中編 その2


中編 その1


【4日目:諏訪大社四社巡りと岡谷のうなぎ】

8:20 お宿を出発

車にて移動:約1時間

9:25 諏訪大社 上社 本宮

おまいり:約45分

諏訪大社は諏訪湖を中心に南北4つの宮からなる神社で、全国に1万余ある諏訪神社の総本社です

その創建は「古事記」に遡り、祭神の建御名方神(たけみなかたのかみ)が葦原中国平定(国譲り)の場面で建御雷神(たけみかづちのかみ)に追われ、ついに科野国の州羽海(すわのうみ)まで追いつめられ殺されそうになった際、建御名方神はこの地から出ない旨と、大国主神・事代主神に背かない旨、葦原中国を天津神の御子に奉る旨を約束したというお話(諸説あり)に基づいているようです

雷電為右衛門の像
信州出身の大力士「雷電」の等身大像(実際の身長197cm、体重172kg)ということです
現役生活21年、江戸本場所在籍35場所(大関在位27場所)で通算成績は254勝10敗、
勝率.962と大相撲史上最強の力士とされているとのことです
本宮一之御柱
長さ五丈五尺(約17m)、直径1.2mの樅(もみ)の木だそうです
ちなみに次回の御柱大祭は令和10(2028年)戊(つちのえ)申(さる)年に行われるということです
当日10時から十五夜奉納相撲があるので早めに行ったのですが儀式の準備が始まりつつあるようでした
皆さんの後を追うようにしてまずは参拝所でおまいりしました
幣拝殿の方には・・・
11名の青年力士と行事の方々が斎庭に整列し、これから本格的に儀式が始まるようでした
わたしたちは宝物殿を見学させていただきました

車にて移動:約10分

10:35 諏訪大社 上社 前宮

おまいり:約30分

前宮は大祝代々の居館があったところで中世には諏訪地方の祭政の中心地でした
前宮の祭神は建御名方命の妃である八坂刀売命と古くから信じられ、
ここ前宮の奥に鎮まるところが墳墓と伝えられているそうです
神紋 穀の木(カジノキ)
カジノキはクワ科コウゾ属の落葉高木です

古墳時代には栲樹(たくのき)と呼ばれて木皮から木綿を作っており、栲樹が豊富だった豊国(大分県)の「柚富」(ゆふ)の地名はこれに由来するということです
古代から神に捧げる神木として尊ばれていた為、神社の境内などに多く植えられ、主として神事に用い供え物の敷物に使われたそうです
樹皮は繊維が強く、日本人はコウゾと同様に和紙の繊維原料としたそうです

内御玉殿
諏訪明神の祖霊がやどるといわれる御神宝が安置されていた御殿だということです
階段と坂道を上っていきます
前宮本殿
現在の御殿は1932年に伊勢神宮の古材を以って建てられたものだそうです
名水「水眼(すいが)」の清流
山中より湧出する清流は前宮の神域を流れる御手洗川となり、
昔からご神水として大切にされてきたということです
中世ではこの川の畔に精進屋を設けて心身を清め、
前宮の重要神事をつとめるのに用いたと記録されているとのことです
前宮二之御柱
前宮三之御柱
前宮一之御柱
前宮四之御柱

車にて移動:約25分

11:30 うなぎの館 天龍 岡谷本店

食事:約45分

お会計の際、素敵なカードをいただきました

車にて移動:約15分

12:30 諏訪大社 下社 秋宮

おまいり:約30分

毎年8月-翌1月に祭神が祀られているため、秋宮とよばれているそうです
ちなみに下社(春宮、秋宮)の祭神は建御名方神、八坂刀売神(主祭神)、八重事代主神(配祀神)だそうです
根入りの杉
樹齢およそ6‐700年で、丑三つ時になると枝先を下げて寝入りいびきが聞こえ、
子供に木の小枝を煎じて飲ませると夜泣きが止まると言われているとの説明が書かれていました
ちなみに幹周は約5.03m、樹高は約35mとのことでした(巨樹・巨木林データベースより)
秋宮は中山道で唯一温泉の湧く下諏訪宿の中心地にほど近く、
境内の手水からはしっかり熱めの御神湯が流れ出ていました
神楽殿
1835年に造営された神楽殿は三方切妻造りで飾られている大注連縄は
御柱年に新しく作り替えて飾られているとのことでした
手前の狛犬は青銅製で高さ1.7m、青銅製の狛犬としては日本一の大きさだということです
幣拝殿の前にはおまいりされる方の列ができていました
幣拝殿
1781年に造営された幣拝殿は幣殿と拝殿が一体となった二重楼門造りで、
二階は跳勾欄を回し見事な彫刻が施されています
天覧の白松
幹の色から白松と呼ばれる三葉の松で原産地は中国大陸だということです
秋宮一之御柱
秋宮四之御柱
秋宮二之御柱
秋宮三之御柱

車にて移動:約10分

13:10 諏訪大社 下社 春宮

おまいり:約30分

毎年2月-7月に祭神が祀られているため、春宮とよばれているそうです
こちらの大鳥居は高さ8.2m、御影石製だそうで1659年建立と推定されているということです
結びの杉
この杉の木は春宮の御神木とされ、先で二股にわかれていますが根元で1つになっていることから
「縁結びの杉」といわれているとのことでした
ちなみに幹周は約3.80m、樹高は約30mとのことでした(巨樹・巨木林データベースより)
神楽殿
1680年代に造営された神楽殿は諏訪大社の中でも改築の多い建物で
最近では1936年に大改修がなされたということです
春宮二之御柱
春宮三之御柱
幣拝殿の左右に片拝殿が配置されている構造は秋宮と同じです
幣拝殿
こちらの社殿は地元の宮大工(大隅流)であった柴宮(伊藤)長左衛門が請け負い秋宮と同じ絵図面で秋宮より遅く着工し1年早い1780年に落成したということです
春宮一之御柱
春宮四之御柱
こちらの狛犬も立派ですが・・・
諏訪の銘酒の方が気になりました!

車にて移動:約1時間

14:40 お宿に戻る

四社参拝記念 特製「きんちゃく袋」をいただきました
諏訪大社御神紋「梶の葉」
風に舞う梶の葉をデザインしたきんちゃく袋だということです
いただいた御朱印は画材屋さんで額装しました

19:45 夕食


後編 その1


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