「カメラバッグ」ではなく、「カメラも入るバッグ」が欲しい。
写真を撮るのは好きだけど、職業カメラマンではないし、撮影機材以外の荷物もたくさんある…。そんな時、カメラバッグはどうすればいいのでしょうか。
◆カメラバッグ選びはいつも難しい。
カメラバッグ選びが難しい理由は、とてもシンプルです。それは「持ち運ぶ機材の内訳が日によって変化するから」です。
新しいレンズや三脚を買ったり、
その日の撮影対象が変わったり、
その日のモチベーションとかも…、
理由は様々ですが、日によって機材が変われば、それを収納する最適なバッグもまた変わってしまう…。それゆえにカメラバッグ選びはいつも難しいのです。反対に、機材が固まっている人ほど、カメラバッグの悩みは少なくなると思います。
◆機材以外の荷物もたくさんある。
カメラバッグに関する広告や記事を読んで、いつも気になっていること。それは、「撮影機材以外の荷物収納」についての記述・言及が少ないことです。
カメラバッグの話をしているのだからカメラの収納がメインなのはよくわかります。けれど、カメラバッグの広告では、撮影機材の他にはスマホとキーケースくらいしか入っていない…なんてことも多いのです。え、でもでも、実際の荷物って、他にもたくさんありませんか…??(汗)
仕事ならば、ノートPCや書類、文房具やデジタルガジェット類。
旅行ならば着替えや各種アメニティグッズ、
子どもと一緒ならば、本や、おもちゃ、お菓子類、屋外シートなど…、
ペットボトルや、お弁当、雨具などを持っていることもあります…。
むしろ気合を入れて写真を撮りたいイベントになるほど、撮影機材以外の荷物も増えていってしまう…。そう、機材+α の荷物量はなかなか侮れないのです。
車や輸送手段があればまた別かもしれませんが、基本的に公共交通機関で移動する自分にとっては、カメラバッグにおける機材以外の荷物収納は重要かつ厄介なテーマです。
◆カメラを剥き出しで持ち歩くのは、けっこう危ない。
公園に行くと、おしゃれな人が軽やかにカメラをさげて歩いていたりします。なんと羨ましい…素敵な佇まいです。
けれど、撮影チャンスを狙っているとき以外に、カメラを剝き出しで持ち歩くことはリスクも伴います。公共交通機関に乗れば、壁や手すり、なによりも周囲の人に機材をぶつけないよう注意が必要です。なぜか我が家の息子は、視界にカメラが入らないのか、ふいに私に近づいては頭をカメラにぶつけてしまいます。カメラの本体は金属製ですから、結構痛そう…。ごめんよ…。
機材も大切ですが、まずは他の人を傷つけないように、通常移動時にはカメラバッグを使いたいところです。
◆「カメラバッグ」ではなく、「カメラも入るバッグ」が欲しい。
以上のことからカメラバッグに求める要素は3点となりました。
①普通にバッグとしての機能・収納力があること。
②カメラが収納・保護できること。
③機材の増減に柔軟に対応できること。
※三脚や照明機材はいったん無視して、主にレンズの増減想定。
これはつまり、「カメラバッグ」ではなく、「カメラも入るバッグ」が欲しい、ということでした。
大きめバッグの中に、収納容量を占有し過ぎない範囲でカメラを入れたい。
だいぶ独特、でも切実。
こうして、基準にそったカメラバッグシステム構築の試行錯誤がはじまりました。
◆バッグ+インナーケース+ポーチなど
大きいバッグ(バックパック)に、小さめのカメラ機材用ポーチを必要な分だけ入れていく。機材の容量変化に合わせて収納できるよう、拡張性を持たせることを狙いました。
◆それでもやっぱり、カメラバッグ選びは難しい。
いちおうの完成をみた、カメラバッグシステム。
いろんな収納パターンを試して、拡張性を確認。うんうんいい感じ、と思いながら背負ってびっくり。
お、重い…。
やはり大きめレンズ3本以上はかなりの重量。
レンズを減らすか、撮影機材以外の荷物を減らすか、カメラバックをキャリータイプにするか…。
やっぱり、カメラバッグ選びは難しいですね。(^^;)