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12年前の今日撮った、大雪山系・黒岳の画像を発見

クローゼットを整理していたら、むかし愛用していたデジカメが出てきた。充電して画像を見てみると、なんと!2012年に登った北海道の黒岳の画像が残っている。

もう画像が残ってないと思ってたからうれしいし、札幌に住んでいた頃がすごく懐かしくなった。

北海道 大雪山系・黒岳頂上

このときの日程は、2012年9月15日~16日。予定ルートは、1泊2日で黒岳~北鎮岳~愛山渓までの行程。残念ながら悪天候のため、黒岳~北鎮岳までのピストンになったけれど、縦走登山2回目で、何もかも新鮮でとにかく楽しかったことを覚えている。

黒岳頂上付近から、黒岳石室を望む

北海道の山は有人小屋がほとんどないし、熊の出没とか水場の確保とか厳しい条件の中で登らなくてはならない。雄大な自然が広がっているぶんリスクも大きい。だから一人で登るのが怖くて、わたしはいつもプロの山岳ガイドさんと一緒に登れるツアーに参加していた。

北海道の山岳ツアーでは、ガイドさんが食事を作ってくれる
歩荷さんが運んできてくれた「サッポロ黒ラベル」は500円!

このときの宿泊は黒岳石室。バイオトイレもあってけっこう快適に過ごした記憶がある。ガイドさんが食事の支度をしている様子を見ながら、ときどき手伝ったりして、調理用バーナーとか初めて間近で見る山のギアに興味津々だったなぁ。

黒岳石室は、6月から9月だけ管理人さんが常駐している

夜にみんなで外に出てみたら、真っ暗闇で怖くて、でも空には満点の星が広がり、天の川も見えたことに感動。小屋に戻って寝袋に入ったものの、誰かのいびきや物音で寝付けず、朝までほとんど眠れなかったのもいい思い出。

ほんとだったら絶景が広がっている「お鉢平展望台」

二日目はご覧のとおりのガスガス&強風で視界もわるく、雨も降っていたので、北鎮岳の頂上まで行き黒岳に戻って下山することに。9月とはいえ、もう肌寒く、雨で体も冷えていたので下山後の温泉はまさに癒しだった。

爆風の中で撮影した北鎮岳の山頂標識

わたしは北海道のような手つかずの大自然が好きだ。高山植物が咲き誇るお花畑や、雪渓と山の緑のコントラストなど、登らないと決して見れない。

どこまでも続く大地を、ザック一つ背負って歩く姿はまさしく大冒険。毎回期待と不安でワクワクする。またいつか大雪山系の山へ登りたい。

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香川けいこ|大阪在住ライター
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