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メンヘラチョロ子

「メンヘラチョロ子だよね。」

と言ってきたあいつに私は何も言い返せなかった。

そんなあいつとなんだかんだ上手く絡んでいる。

今日はその話をしよう。

夜中寝れなくて、久しぶりにと思って、Twitterで通話を募集した時たまたま連絡をくれたのがあいつだった。

私は少し話をして、いつの間にかそのまま寝落ちしてしまったようだった。

朝、目覚ましの音で目が覚めた。

電話越しに聞こえる、自分のではなかった。

それから、少しずつだが、仲良くなった。
少しずっと言っても、そんなに日はいらなかった。

私は急に怖くなった。自慢でもなんでもないが、
ここ1年ほど、好意をもたれることが多かったからだ。嬉しいのことはずだが、私には恐怖だった。

「魔性の女」

言われた時は悲しくて傷ついたことがある。

だが、苦い思い出がたくさんあることを話すと、

「一人じゃないよ、大丈夫。」

と言ってくれた。その言葉はなぜか安心した。

まぁ、僕はその人のそのままを受け入れてその人そのものを好きになりたいけ素を知って理解していきたい。あとそばに居てくれる人は傷つけたくないし幸せなって欲しいから全力でフォローする

簡単に昔の恋愛のことを話してしまう。でも、その話を聞いても、「偉いね、いいこ」と、別にいい子でもないのに、話をする度に頷いてくれた。

一気に懐に入り込まれたようだった。

そんな、あいつは、黒歴史はある。

普通の人がきいたら、どう思うんだろう。と思いながら聞いていたが、特に何か言うことはないなと思った。

確かに黒かもしれない。でも、いま真っ当に生きてることを知ってるからこそ、それは過去でしかない。一生背負っていくことだとは思うが、それでも、今をきちんと生きている。

それだけで十分だと思う。

引かなかったのは初めてだと言われた。
同じとかまではいかないが、似たような感じは周りに何人か組み合わせれば出来上がるかもしれない。

過去は過去。そう割り切れるのは他人のことだからなのかもしれない。でも、同情を求めていないのはわかるのだから、受け止めるだけでいいのだと思う。

好意を表に出さない私と
オープンに好意を表に出してくるあいつ

でこぼこだからこそ、仲良くできているのかな。

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